- 加工のコツ 2018/02/23 更新
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動力伝達部品の1つであるシャフトは長軸であるため、通常ターニングセンタで加工されます。しかし、自動車などで使用されるシャフトは機能性、安全性を確保するため外径の全部または一部が熱処理されていることが多く、とくにベアリングなどのはめあい部など高い加工精度を求められる部分は研削加工が行われます。
このように、長尺材料で一箇所でも熱処理され、硬い部分がある場合にはNC旋盤と円筒研削盤の両方を使用することになり、加工工程が分かれてしまうため生産効率が悪くなってしまいます。そこで、熱処理された部品でもターニングセンタによるワンチャック加工を行うことができる方法が、今回ご紹介する「ハードスカイビング」です。
熱処理された部品をターニングセンタでワンチャック加工する方法にはCBNチップを使用した「ハードターニング」と「ハードスカイビング」の2つがあります。
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