• ニュース&トピックス 2017/12/08 更新
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加工のコツvol.15
ターニングセンタにおける正転・逆転の使い分け

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従来、タレット式のターニングセンタでは右勝手のバイトを、すくい面を下に向けて取り付け、工作物(主軸)を正転させて加工するのが主でした。これは、すくい面を下に向けることにより切りくずが重力に沿って落下し、切りくず処理が楽だったことが理由です。しかし、時代とともに生産性向上を目的として、切削速度が速くなり、これに比例して切りくずの流出速度も速くなったため、飛散する切りくずがターニングセンタの内装板金を傷つける問題が生じるようになりました。

右勝手のバイトによる加工

そこで近年では、左勝手のバイトを、すくい面を上に向けて取り付け、工作物を逆転して加工するのが主になっています。これはすくい面を上に向けることにより、切りくずを上に飛ばし内装板金を傷つけないこと、インサートを交換する際に作業性が良いこと、削る際に刃先(切削現象)が確認しやすいことが理由です。

左勝手のバイトによる加工

このように、歴史的な背景の中でターニングセンタの工作物の回転方向が正転から逆転に変わりましたが、現在では、加工の目的に合わせ、適材適所で主軸の回転方向を使い分けることがノウハウの一つです。

例えば、

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