- お客様事例 2025/10/20 更新
- 印刷する
-
Keller Technology Corporation(以下「KTC社」)は1918年にニューヨーク州バッファローで設立されました。設立後、研磨機の製造や製造サービスの提供を手掛けてこられました。現在、新たな事業分野への参入を続け、ノースカロライナ州シャーロットや韓国にも拠点を展開しています。約200名の社員が医療、半導体など要求の厳しい業界のお客様向けの複雑な高精度部品の製造やターンキーテクノロジーソリューション構築を担われています。KTC社は、2001年以来DMG MORIの製品を使用されており、現在では6台の同時5軸加工機を導入。その中には自動パレットチェンジャ付きの5軸加工機DMCモデル3台のほか、ミーリング加工とターニング加工を1台で行えるDMC 210 FDがあります。
(左から)Keller Technologyグループを率いる4代目のMichael Keller様とKathie Keller様、
5代目のScott Keller様とElizabeth Keller様、Mark Keller様
DMG MORIは精度、信頼性、制御技術、自動化オプション、カスタマーサポートにおいて、最適な製品やサービスを提供してくれる完璧なパートナーです。
Keller Technology Corporation
事業部担当副社長
Mark Keller様

DMC 210 FD: 5軸複合加工で新たなレベルの工程集約
工程集約で競争に打ち勝つ
KTC社は最も要求の厳しい業界のお客様にとって、開発から生産、組立まで、また必要であればクリーンルームにも対応できる有能なパートナーです。「当社の事業範囲は、真空チャンバーなど単体の高精度部品の加工から、実にあらゆる業界向けの統合型製造ソリューションの構築まで多岐にわたります」と、事業部担当副社長であるMark Keller様は自社事業の範囲を説明されます。グローバル市場は競争が激しく、非常に高効率な工程が要求されます。「この点で最も重要な柱は、熟練スタッフと革新的な技術や製造工程を組み合わせることです」とMark Keller様は話されます。
5軸加工で新たな業界に進出
溶接や機械加工をはじめとする幅広い生産技術により、KTC社は新規受注にも柔軟に対応することができます。DMG MORIの第1号機は2001年に導入されましたが、実際にパートナーシップとして機能し始めたのは、工場から直接の販売やサービス提供に移行されてからです。「研究用の装置や医療部門への参入のほか半導体業界における継続的な成長を達成するには、新たな加工技術への投資が必要でした。5軸加工機によって当社の成長を長期的にサポートしてくれるパートナーを探していたのです」と、Mark Keller様は振り返られます。
横形または立形の3軸 / 4軸マシニングセンタによる部品加工では、段取り替えや再クランプが何度も必要になるため非常に時間がかかります。5軸加工なら時間を短縮できるだけでなく、誤差の生じる可能性も低くなります。
自動生産で競争をリード
そこでDMC 160 U duoBLOCKと1台のDMC 125 U duoBLOCK、2台のDMC 210 U、1台のDMC 210 FDを導入されました。そのすべてにパレットチェンジャが付いているため、段取りと生産を同時に進めることができ、最大限の稼働率を確保できます。さらに、2台のDMC 210 Uには5パレットのロータリパレットストレージシステム(RPS 5)が、DMC 160 U duoBLOCKには6パレットのロータリパレットストレージシステム(RPS 6)が連結されています。「このおかげで、夜間や週末に無人の消灯状態で 運転することができ、24時間週7日の生産が可能になりました」と、Mark Keller様は付け加えられます。

高い繰り返し精度による工程信頼性
機械工場・プログラミングマネージャーであるSteve Ziff様は、duoBLOCKとPortalシリーズがその生産性の高さから何度も選ばれた理由について、「加工室が広いので、大型で複雑な部品をほぼ完全に加工することができます。自動生産のおかげでさらに経済的になりました」と話されます。もう一つの側面として、部品に要求される高い精度が挙げられます。「例えば、大型の真空チャンバーの加工は精度が肝要です」とも話されます。KTC社は、安定性の高いduoBLOCKやPortalシリーズにより、素晴らしい繰返し精度を達成されています。これが、特に自動生産における工程信頼性に寄与しています。
KTC社が長年の同時5軸加工機の使用経験を経て、工程集約に向けた次のステップとして導入されたのが、複合加工機DMC 210 FDでした。「直径が最大2,500 mmの部品を5軸ミーリング加工し、同じ機械でターニング加工も行えます」と、Steve Ziff様は話されます。これで再クランプが不要になるため、精度の向上が保証されます。
デジタル化で主軸稼働率が85%に
KTC社の主要プロジェクトの一つが、製造工程全体のデジタル化です。必要なデジタル・コネクティビティ・プラットフォームを実現するため、TULIPを使用されています。「このプロジェクトのパートナーを幅広く調べた結果、すぐにTULIPを選択することにしました。DMG MORIとパートナーシップのこともありますが、何よりTULIPのアプリが受注からお客様への発送まで当社の製造工程と相互接続しやすかったからです」と、Mark Keller様は説明されます。さらに、システム監視にはDMG MORI Messengerを利用されています。誤動作が発生した場合にも、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。このような取り組みの結果、KTC社では24時間365日の運転スケジュールで主軸稼働率85%を達成されています。

信頼の心で協力し合い、製造ソリューションを生み出す
KTC社とDMG MORIの間には、時間をかけて築いてきたパートナーシップにより確かな信頼関係が構築されています。「DMG MORIは当社の要求をよく理解してくれています。おかげで最良の製造ソリューションとサポートが受けられています」と、Mark Keller様は評価されており、DMG MORIを完璧なパートナーと認識されています。「精度、信頼性、制御技術、自動化オプション、カスタマーサポートの点で、DMG MORIは理想的な選択肢でした。将来にわたって競争力を維持できるようになりました」と話されます。
※組織名・肩書は掲載当時のものになります。
この記事は会員限定です。会員登録をすると続きをご覧いただけます。





