ロボットや人工知能を使って
工作機械を次のステージへ
山田 浩太やまだ こうた 2010年入社
搬送技術部
搬送オーダデザイングループ 研究員(所属は取材当時のものです)
大学でメカトロニクスを学び、大学院でロボットの知能化を研究。ロボカップでは優勝し、日本代表として世界大会にも出場した。入社後は製造研修の後、横形マシニングセンタ開発部門に所属し、1年半の天津駐在も経験する。現在は搬送技術部にて、ロボットによる自動化システムの設計を担当。
工作機械の生産性を高めるためには、加工以外の部分、例えばワーク(加工部品)を取り付けたり、取り外したり、運んだり、計測したりといった作業を効率化することが必要です。搬送技術部では、この加工以外の部分を自動化するためのロボットアームやガントリーローダー、そして、素材ストッカ、計測装置といった工作機械の周辺装置、そしてそれらを動かすためのシステムの設計・開発などを行っています。
私は搬送オーダデザイングループに所属し、主にロボットを使用した自動化システムを担当しています。近年、工作機械業界ではIoTやインダストリー4.0への取り組みが活発化していますが、DMG森精機では、搬送技術分野においてもロボットの活用をいち早く行っているのです。
お客様のご要望にあわせてシステムや周辺機器を設計する受注設計では、加工するワークやお客様の工場の状況に適した、最善の仕組みを考え出していきます。
また、工業機械業界におけるロボットや人工知能の活用は最先端の分野であるため、まだまだ導入に不安を抱かれるお客様もいらっしゃいます。そんな、自動化システムを導入したことがないお客様にも提供しやすい、自由設計システムという標準仕様の設計も担当しています。
どちらの設計においても、お客様の要求仕様を達成するまで何度もトライアンドエラーを繰り返し、完成を目指します。さらに納品後はアフターケアを実施しながら、見つけ出した課題や問題点を改善して、品質を高めていきます。
AM 9:00
出社後、お客様やパートナー企業からのメールに目を通す。適宜対応を行う。
AM 10:00
自動化システムに使用する周辺機器の設計を始める。
PM 13:00
新規自動化システムについて、パートナー企業と打ち合わせを行う。
PM 15:00
工場で構築中の自動化システムの品質をチェック。修正箇所を確認する。
PM 16:00
プロジェクトの進捗を確認し、他部署やパートナー企業に連絡。18時で退社。