現場発・フリーディスカッション

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C開発部 「将来のあるべき工作機械」とは 高精度と操作性を追及し、誰もが使いたくなる機械へ 小林 広志 山本 浩司 池上 貴一 樫原 圭蔵 大越 和哉C開発部 「将来のあるべき工作機械」とは 高精度と操作性を追及し、誰もが使いたくなる機械へ 小林 広志 山本 浩司 池上 貴一 樫原 圭蔵 大越 和哉

奈良第一工場C開発部。ここでは、サーボ開発、ハード開発、主軸モータ開発、テーブルモータ開発、センシング開発の5グループが、各機種で横断的に搭載される電子機器の企画開発・設計を行っている。
つねに最先端の制御技術を習得しながら、誰もが簡単に使用できるユーザーインターフェース(機械の操作盤)の開発を目指して業務に取り組む彼らに、DMG森精機が目標とする「将来のあるべき工作機械」について意見交換してもらった。

求められているのは
使いやすい工作機械

小林私は新操作盤の開発を担当していますが、常に工作機械がもう少し簡単に使えるようになればいいなと感じています。そうすれば、高度な技術や経験がなくても素晴らしいアイデアを持った人であれば、機械を使えるようになるのではないかと思います。

池上自動車も自動運転の時代ですから、「加工も自動で」というイメージでしょうか。

大越使いやすい機械と言えば、スマートフォンのように直感的に操作できるパターンと、自動運転のように機械の頭を良くするパターンの2つの視点があると思うのですが、いかがでしょうか。例えば、操作盤自体がセンサ類を駆使して判断し、ある程度作業者の判断を補ってあげるというような機械です。


テーブルモータ開発グループグループ長 樫原

小林機械の持っている性能を使い切るための補助ができればいいですね。ここまでなら速くできる、深く削れるというようなことが、一目でパッとわかる情報が操作盤に表示されれば、経験の浅い人でも加工にチャレンジできるのではないかと思います。

樫原機械の限界を、機械自体が教えてくれるといいですね。

山本確かに、性能の限界が前もって分かっていれば使いやすいかもしれません。機械の方から「もうしんどいです」と伝えてくれるのは面白いです。

樫原私は、作業者が最終の形状さえ入力すれば、後は機械が限界を考えて速度や切り込み量を調整し、自動で加工してくれるといいなと思います。ワークや材質を見て、自動で加工条件を変えてくれるような機械はどうでしょうか。

大越それは、まだ世の中にも無いのではないでしょうか。

池上ぜひDMG森精機が世界に先駆けて開発し、特許を取りたいですね。

工作機械は気軽に扱えないという
イメージを変えたい

山本工作機械を使う人にとって、「機械が壊れたらどうしよう」という不安があると思います。家電やおもちゃのように、気軽に扱えるようになるとうれしいです。

池上お客様にとっても、気軽に使えるものがいいと思います。心配事が多いと、やはり使いづらいですからね。

山本絶対に工具が折れないと分かっていれば、気軽に使えるのでしょうか。センサで干渉を検知したり、避けたりできるような仕組みがあるといいのですが。

大越センサには予防保全の役割があり、例えば主軸のベアリングにセンサを付けることによって、破損する前に検知することができます。そろそろ寿命で壊れる可能性があると分かれば、DMG森精機側から前もって必要な部品をお客様へ送ることができますし、お客様も機械の停止時間を踏まえて作業工程を計画できます。


(左から)
主軸モータ開発グループ 池上/
サーボ開発グループ 山本

池上モータの場合は見えない所でダメージを受けて、いきなり止まると機械全体が止まってしまい、大変なことになります。予防保全として「ここを見ればいい」というものがあれば助かります。

大越センサには予防保全の他にも、加工精度を良くするという使い方もあります。

小林そう考えると、センサは大事ですね。

山本検知の技術は確立してきましたか?

大越今、さまざまな部署と連携して取り組んでいます。C開発部としては、いかにコストパフォーマンスに優れたセンサ類を提供できるかを第一目標としています。

山本「革新的なことに挑戦する」のがC開発部ですからね。高速・高精度なサーボ制御を実現するために進めている、大学との共同研究もその一つですね。機械の動きを細かく解析し、問題点を理論的に解決していく手段を研究していますが、大学の方々には私たちとは違った視点があり、とても勉強になります。

DMG森精機が発信する
「将来の工作機械」とは


ハード開発グループ 小林

樫原工作機械の知識がない人でも熟練者のように加工できる、「こんなことをやりたい」「こんな加工をしたい」という思いを実現してくれるような機械になっていくといいですね。そのためには、これまでも話に出ましたが、使いやすい操作盤があり、さまざまなセンサが付いていて、機械が自分で判断し自分で制御してくれる、そういう機能が必要だと思います。「この加工をするのにどういう条件ですればいいか分からないけれど、DMG MORIの機械を使えば機械が自動でやってくれる」ということになれば、人々の「使いたい」という気持ちにつながると思うのです。

山本そのためには、やはり身近に感じられる機械である必要があります。加工のプロフェッショナルの方々が使う機械はもちろんですが、3Dプリンタのように一般の人が気軽に使える機械があれば、工作機械の世界も広がっていくのかなという気がします。

池上こちらが想像もつかない場面でDMG MORIの機械を使ってくれる人が出てくれば、もっと新しいことができるのではないでしょうか。3Dプリンタがこんなに広がったのは、使いやすかったからだと思うのです。当社でも、将来そういうことができればいいなと思います。

小林皆さんが言われるように、使いやすいということは大事ですね。「素材を機械に置いて、自分で作った3Dのモデルをセットすれば、後は機械が勝手に削ってくれる」というのが私の理想です。まだ実現は難しいと思いますが、それができるようになれば、多くの人々に使っていただけると思います。

大越工作機械メーカーとしての製品は、高い加工精度が求められます。プロフェッショナルの方々にとって、簡単に高精度を実現できる機械が理想ということは、言うまでもありません。

樫原「精度良く」は今までもこれからも、DMG森精機の重要な課題であることには変わりありません。やはり、精度は一番大事ですね。

(取材日:2015年4月7日)

ディスカッション終了後、
若手2人に感想を聞いてみました


(左から)
ハード開発グループ 小林 /
センシング開発グループ 大越

他グループの先輩方との議論はとても新鮮でした。分野が違うと着眼点が異なり、「なるほど」と感じる場面も多くありました。C開発部が新しいことにチャレンジできる環境であることを、改めて実感しました(大越)

それぞれグループは違いますが、「こんな機械にしたい」という同じ理想に向かって、一致団結して進んでいることに心強さを感じました。使いやすさを追求しながら、「精度良く」というDMG森精機の根本を突き詰めていきたいと思います(小林)

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