さまざまな経験を積みながら、
マルチスキルの習得を目指す
山本 知也やまもと ともや 2011年入社
伊賀事業所
立形マシニングセンタ・複合加工機製造部
複合加工機組立課NTX組立係 (所属は取材当時のものです)
高専の機械工学科を卒業し2011年に入社。新入社員研修で横型マシニングセンタの組立技術を身につけ、現在は複合加工機のNTXシリーズ、NTシリーズの組立チームの一員として工作機械の組立を担当。
DMG森精機で最大の生産拠点となる伊賀事業所は、機種や組立工程、生産方式によって工場が分かれており、さらには内製部品の製造工場も完備していることから、工作機械業界では国内最大級の広さを誇ります。
立形マシニングセンタ・複合加工機製造部の業務は、主に第2組立工場で行われます。製造部門では、部品加工から組立、検査までを一貫して行っていますが、一人でひとつの機種をゼロから完成まで組み上げるわけではありません。複数の工程を習得した作業者が、組立と製品検査をひとつのチームとして工程分割して作業を進めます。
私が所属する複合加工機組立課は、主にNTシリーズとNTXシリーズの組立を担当しています。ベッドという土台の平行度の確認から始まり、高精度に仕上げられたパーツをひとつひとつ丁寧に組み付けていきます。チームのメンバーはそれぞれ熟練度が異なりますが、基本的にはどのメンバーもすべてのパーツの組み立てに携われるよう、経験のある者が若手をリードし、サポートしながら作業を進めます。
入社から4年が経ち、私自身も現在担当している組み立て技術はほぼ習得することができました。現在は作業効率をさらに高めるために、技術の精度を磨くことと同時に、後輩のフォローアップも努めています。
AM 7:30
出社。ラジオ体操、朝礼後、それぞれの当日の持ち場業務についてスケジュールを確認。まずは、クレーンと吊り具の点検からスタート。
AM 8:15
NTX2000の精度検査工程へ。ベッドの絶対レベル出しとレベルの測定後、キュービックマスター(直角測定器)を用いて工具主軸の直角度の測定と調整。
AM 12:00
食堂で昼食。
PM 13:00
引き続きNTX2000の精度検査工程へ。主軸中心線とZ軸方向運動との平行度測定と調整。第1、第2主軸の同軸度の測定と調整を行う。
PM 17:00
退社。社員寮の食堂で夕食。