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技術系

技術系

界一のスピードと技術力
工作機械の生産を革新するライン化の推進

糸山 芳美いとやま よしみ 2008年入社

伊賀事業所
組立生技部 課長 (所属は取材当時のものです)

建設機械・重機械メーカーの産業機械製造部門でキャリアを積んだ後、2008年、優れた事業戦略に裏打ちされた社長のヴィジョンに大きな将来性を感じ転職。2011年より組立生技部に配属となり、組立作業のライン化推進に尽力。
現在はDMG森精機の生産技術のキーパーソンとして活躍。

DMG森精機のグローバル生産を
支える縁の下の力持ち

DMG森精機のグローバル生産を
支える縁の下の力持ち

生産技術は、設計者が描いた図面を実際の形にするためのプロセスや手法を考えて、具体化していくことが仕事です。DMG森精機の生産技術には以下3つの組織があります。
1) 生産技術開発部門
2) 加工生産準備部門
3) 組立生産準備部門
生産技術開発部門では、内製加工しているキーパーツの生産性を飛躍的に向上させるための社内設備の設計製作や、工場計画を行っています。
次に加工生産準備部門では、ベッドやコラムといった内製する主要部品の工程設計、治具の設計製作、プログラム作成、試作を行っています。
最後に組立生産準備部門では、新機種の初期検討から、生産に必要なチェックシート、作業標準書といった製造帳票の作成や、治工具の設計製作、及び組立のライン化を行っています。

私の所属する組立生技部は、 組立のプロセスや手法の検討から、チェックシートや作業標準書といった技術文書の作成までを、3Dモデルを用いて一気通貫で行っています。3Dモデルに製造ノウハウを集約し、上流・下流工程のシステムや設備との繋がりを強くしていくことで、「ヴァーチャルとリアルが連動する、限りなく高効率な生産システム」の構築を目指して日々業務に取り組んでいます。
私の思うDMG森精機の強みは、「スピード」と「技術力」。経営陣の判断の早さと、それについて行く社員の行動の早さは、間違いなく業界一だと自負しています。他業界に比べ変化の激しい工作機械業界においては、この強みは非常に大きいと考えます。加えて、ほとんどのコア技術を内製していることは、高い製品力の裏づけになっていると言えるでしょう。

また、ドイツDMG MORIと一体化することで、開発・購買・製造・販売・サービスといったあらゆる面で、グローバルに戦い抜くために必要な体制をいち早く構築できたことも他社にない大きな強みだと考えます。

PROJECT

PROJECT

生産工程のライン化を積極的に推進し、
約3年で主要なユニットの生産性を30%アップ!

「工作機械の生産も自動車のようなライン生産方式に変えたい」という森社長の熱い意志に端を発し、2011年より組立作業のライン化を進めてまいりました。従来、工作機械は1人または少数の作業者が組立工程を完了まで受け持つ「セル生産方式」が主体でしたが、ライン生産を導入し、工程を細分化して個々の作業内容を特化させることで、早期に作業者の習熟度が上がり、かつ品質も向上しました。また、課題や問題も顕在化しやすくなり、改善が進めやすくなりました。しかし、当初は現場からライン化のメリットについて十分な理解が得られず、苦労の連続でした。それでも粘り強く現場と一緒に課題や問題を解決していくことで、徐々にライン化の効果を互いに実感出来るようになりました。約3年の取り組みで、工作機械の主要なユニットのライン化を完了し、生産性を約30%アップさせることができました。直近ではサーボATC(工具自動交換装置)のライン化にも取り組み着実に成果を発揮しています。

現在は更なる生産性向上のため、3Dモデルを活用したヴァーチャル生産システムの構築に取り組んでいます。

VISION

VISION

永続可能な企業を目指し、人材育成をサポート

現在、所属部署の業務と同時に、「QCサークル活動」のサポートも行っています。これは主に安全、品質、原価に関する課題や問題を、現場主体で改善する活動です。私自身は黒子として個々の活動をサポートしています。工作機械という製品や業界の特性上、活動の定着にはまだまだ時間がかかりそうですが、ライン化への取り組み同様に、この活動を継続させることで、従来の高い技能に加えて、高い課題解決能力も併せ持ったさらに強い組織へ成長できると信じています。

自分の子供や孫、さらにはその先までDMG森精機が永続して欲しいと願うからこそ、企業の持続的成長の源泉である人材を育成する場としてのQCサークル活動を、今後も微力ながらサポートしていきます。

※Quality Controlの略、品質管理

PRIVATE

PRIVATE

退社後や週末は、
健康維持と気分転換を兼ねて
ジムに通っています

体力維持と気分転換のため、週に1~2回ほどジムに通っています。体を動かして汗を流すと、頭がスッキリして、不思議と良いアイディアが浮かんできます。
学生の頃から体脂肪は10%前半をキープしているので、何とか定年まで持続したいと思っています。

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