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ニュース/トピックス

  • ニュース/トピックス 2016/12/08 更新
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JIMTOF 2016レポート
(vol.1 総括)

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  • JIMTOF
  • 展示会レポート

DMG森精機株式会社(以下、DMG森精機)は、2016年11月17日(木)から11月22日(火)の6日間、東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2016」にて、出展企業中最大となる2,160㎡のブースに、国内初公開となるマシニングセンタ2台を含む9台の新機種をはじめ、計25台の工作機械を展示いたしました。全ての機械でデモ加工を行い、機械の特長や実践的な技術ノウハウを専任スタッフがご説明しました。さらに新機能を含むテクノロジーサイクルの実演、センサを搭載した工作機械を IoT(Internet of Things、モノのインターネット)としてネットワークにつなげることによる稼働監視や予知保全、新たな付加価値を生み出す「CELOS+インダストリー4.0」の取り組みをご紹介しました。期間中はたくさんのお客様にご来場いただきましたこと、心から厚く御礼申し上げます。

会場の様子

国内外メディアも多数来場

今回はJIMTOF2016での、DMG森精機のトピックスとブースの様子をまとめてご紹介します。見どころのテーマに関しては、より詳細なレポートも続々発信してまいりますので、お楽しみにお待ちください。

初公開を含む9台の新機種はじめ、計25台を展示

DMG森精機は2016年9月に米国シカゴで開催されたIMTS2016(International Manufacturing Technology Show 2016、国際製造技術展)において発表、受注を開始した立形マシニングセンタの新シリーズとなるCMX Vシリーズを、JIMTOF2016において日本およびアジアで初公開いたしました。また、JIMTOF史上最大*の軸移動量(最大2,100mm)とテーブル積載質量(最大8,000kg)を有する大型5面・5軸加工機DMU210P 2nd Generationも、日本で初めて公開いたしました。 (*当社の出展機に限る)

新シリーズCMX1100V

DMU210P 2nd Generation

オープンイノベーションによる自動化システムを実演

システムソリューションについては、工作機械とファナック社、不二越社のロボットを組み合わせたオープンイノベーションによる自動化システムをはじめ、工作機械にロボットやローダ、さらには治具、工具、測定まで一体となったシステムをワンストップでご提供できる包括的なソリューションをご紹介しました。お客様の利益を最大化するソリューションとして、専任スタッフによる特長や導入のポイント、実践的な技術ノウハウのご説明も行いました。

ファナック社多軸ロボットを組み合わせたRobo2Go

不二越社製の7軸ロボット

8つの新機能を追加し、テクノロジーサイクルのラインナップは22種に

工作機械に、工具や周辺機器などのオープンイノベーションや組込ソフトウェア、HMI(マシンインタフェース)を組み合わせたトータルソリューションであるテクノロジーサイクルについても、8つの新機能を発表いたしました。20種類以上のラインナップとなったテクノロジーサイクルは、従来は専用機で行っていた加工工程を、DMG森精機の複合加工機や5軸加工機を用いた一連の加工に取り込んで工程集約を図れるほか、最新の加工方法や加工ノウハウを利用して加工時間を短縮できるなど、加工の付加価値と生産性を向上させます。全てのテクノロジーサイクルについて実演を通してその効果をご覧いただいたほか、11月19日(土)には出展者ワークショップとして、「DMG MORI テクノロジーサイクル」と題した講演も行いました。

全20種類以上となったテクノロジーサイクル

工作機械を用いた実演

「Smart Machine, Smart Factory, Smart Company」のプレゼンテーション

近年、製造業における生産のグローバル化が急速に進展する中で、IoT(Internet of the Things:モノのインターネット)技術を活用して、工場内の全てのデバイスをインターネット接続し、工場内設備の情報や機械のセンサから収集したデータのリアルタイム解析や、生産管理、品質管理の最適化を行う「スマートファクトリー(考える工場)」が注目を集めています。当社ブースのメインステージでは、「Smart Machine, Smart Factory, Smart Company」をテーマに、プレゼンテーションを行いました。 また工場とオフィスの連携はもちろん、社内外のビッグデータにもアクセス可能な新オペレーティングシステム「CELOS」、稼働状況をリアルタイムで表示、生産工程を見える化する「DMG MORI Messenger」を中心に、工作機械やロボット、ローダ、測定装置、治具、工具まで一体となったシステムをワンストップでご提供し、お客様の利益を最大化する包括的なソリューションへの取り組みをご覧いただきました。

メインステージでのプレゼンテーション

本領域において当社は、工作機械の制御システムやスマートファクトリーを実現する技術のセキュリティにおいて、グローバルレベルで数々の実績とノウハウとを持ち、最先端のサイバーセキュリティ対策を展開している日本マイクロソフトと連携協力することで合意しております。今後は、それぞれが持つノウハウを結集し、制御システムが直面するセキュリティをはじめとする様々な課題を解決するために、技術協力を行ってまいります。

5年保証「セロスクラブ・プラチナ」の販売開始

日本国内で販売するDMG森精機の機械本体には、通常2年間の無償保証をご提供していますが、これを年2 回ずつの点検も付いた5年保証に延長できるオプション、「セロスクラブ・プラチナ」を、JIMTOF2016において発表いたしました。11月17日からご契約の受付を開始しております。年2回の点検は機械の状態をIoT 技術を用いたセンシング・モニタリングを活用して実施し、より高品質なサービスをご提供いたします。対象機の新規ご購入時はもちろん、セロスクラブにご加入済みの方、また既に対象機を保有いただいている方であれば、どなたでもご加入いただけます。

「セロスクラブ・プラチナ」の対象機種に貼られたステッカーとロゴ

第12回切削加工ドリームコンテストの作品展示および表彰式

当社ブースでは、今回で12回目を迎える切削加工ドリームコンテストの全応募作品の展示を行い、11 月 17 日(木)にはブース内で優秀作品の表彰も開催いたしました。熟練の技術と斬新なアイデアが生み出す数々の作品を、多くのお客様が興味深そうにご覧になっていました。

ドリームコンテスト作品の展示

表彰式の様子

ポルシェの展示とスペシャルイベント

ブースには、当社がプレミアムパートナーシップを締結しているポルシェのコーナーも設け、FIA 世界耐久選手権にて活躍中の「ポルシェ 919ハイブリッド」の展示を行いました。さらにJIMTOF最終日の11月22日(火)には、ポルシェチームのドライバーMark Webber(マーク・ウェバー)氏によるトークセッションとサイン会を開催したほか、トヨタ自動車との FIA 世界ラリー選手権(WRC)でのパートナーシップ締結にちなんで、トヨタのラリーカーに関する展示も行い、一際多くのお客様にお集まりいただきました。

ポルシェ 919ハイブリッド

Mark Webber氏を招いたイベント

東京グローバルヘッドクォータにてオープンハウスを同時開催

JIMTOF2016の期間中、JIMTOF会場では展示のない機種を含む計30台の工作機械を展示するDMG森精機の東京グローバルヘッドクォータにおいて、「DMG MORI の加工ソリューション」をテーマにオープンハウスを同時開催いたしました。こちらも多くのお客様にご来場いただきましたこと、厚くお礼申し上げます。専門スタッフによるご説明やデモに加え、同時5軸加工体験や技術セミナーなどオープンハウス限定のコンテンツもご用意し、当社の製品や技術の魅力をじっくりと味わっていただきました。

オープンハウスでの展示の様子

DMG森精機は、JIMTOF2016ならびに東京グローバルヘッドクォータオープンハウスにおいてお客様からいただきました貴重なご意見、ご感想を今後の製品開発やサービスサポートの一層充実につなげてまいります。

【お知らせ】12月15日~17日、DMG森精機 岡山プライベートショーを開催

DMG森精機では、お客様の課題解決や生産性向上に貢献できるよう、JIMTOFのような大きな展示会とともに、各地域のお客様に気軽にお越しいただけるプライベートショーも開催しております。次回は、12 月 15 日(木)~17 日(土)に岡山県にて開催する予定です。業界・業種や加工内容ごとの市場や技術の最新動向を踏まえた豊富な加工事例に加え、補助金・ファイナンシャルサービス・中古機下取りなど、地域密着の特性を活かした実践的な提案やサポートでお客様の設備導入をお手伝いいたします。たくさんのお客様のご来場をお待ちしております。

【お問い合わせ先】 広報・展示会部 users@dmgmori.co.jp

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