- 世界の逸品 2017/04/03 更新
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工具を交換する時は、トルク調整などのセットアップが大変です。簡単に工具交換できるツールホルダはもちろんですが、さらにビビリを抑え、高精度加工を可能にするツールホルダには高いニーズがあります。このようなツールホルダとして、ドイツ・シュンク社が開発した「TEND E compact」を紹介します。
高い把持力により、荒切削から仕上げ加工まで対応
「TEND E compact」は荒切削から仕上げ加工まで対応する油圧ツールホルダです。1978年に世界で初めて油圧ツールホルダを開発したシュンク社が持つノウハウを最大限活かして開発されました。最大の特長は、油圧技術を活かした把持力の高さです。内径φ20 ㎜で最大900 N・m、内径φ32 ㎜で最大2,000 N・mになります。この高い把持力により、荒切削にも対応することができます。また、把持力と遊びの絶妙なバランスによって、恒久的な振れ精度が0.003㎜以下。これにより、ビビリを起こすことなく高精度な加工が可能であり、工具の寿命も延ばすこともできます。
セットアップは差し込んで作動ネジを締めるだけ
さらに特筆すべき点が、セットアップが簡単なことです。セットアップは、工具を差し込んだ後、作動ネジをデッドストップで止まるまで六角レンチで締めるだけ。面倒なトルク調整が不要で、セットアップが短時間で完了するほか、あらゆるシャンクをクランプすることができます。
格段に早い工具交換が実現
精密金型などを製作されているお客様は、焼ばめホルダをご使用されていましたが、工具交換に時間がかかり、また加工時にビビリが発生し、仕上げ面の精度に課題をお持ちでした。そこで「TEND E compact」をご使用されたところ、焼ばめホルダよりも工具交換が格段に早くなり、加工精度も向上しました。
日本では一般的に、油圧ツールホルダはリーマ加工や仕上げ加工に使うものだと思われており、荒切削にも使えるという認識がほとんどありません。しかし「TEND E compact」は、把持力が高く、荒切削から仕上げ加工まで幅広く対応できます。しかも、工具のセットアップが簡単、恒久的な振れ精度が0.003㎜以下でビビリが抑えられるなどの特長を持っています。「TEND E compact」を用いることで、ツールホルダに起因する多くの悩みを解決することが可能となるでしょう。

| シュンク・ジャパン株式会社 所在地:〒140-0004 東京都品川区南品川2-2-13 南品川JNビル1F |
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