- 世界の逸品 2019/03/18 更新
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- 治具/チャック
チャックの爪(ジョー)を手動で取り替える際、爪を固定するボルトの締め付けなど、その作業には少なくとも数分は要します。それを試作や少量多品種生産などで段取り替えを頻繁に行う場合は、機械の稼働率を下げる要因となります。この作業を、もっと簡単かつスムーズに行うことができれば、その分を機械の稼働時間に充てることができます。
また、ターン機能を持つフライス盤はテーブルの積載重量に制限があるため、チャック本体が重い場合、ワークの重量が制限されてしまいます。チャックが軽量化できれば、その分より重量のあるワークも加工できるようになり、工作機械本体の能力を最大限に活かせます。
爪の交換の簡略化、そして工作機械本体の能力を最大限に活かす軽量化。それを実現したのが、シュンク社のチャック「ROTA-S plus 2.0」および「ROTA-S flex」です。
クイックチェンジで爪の交換が約5秒
強力な把持力も実現した「ROTA-S plus 2.0」
ROTA-S plus 2.0の最大の特長は、爪のクイックチェンジです。3つある爪はすべてボタンを押すことでロックが解除され、簡単に取り外せます。爪の取り付けも溝に沿って差し込むだけで完了します。ボルト固定式の場合なら5分~10分かかる交換作業が、ROTA-S plus 2.0ならば、わずか5秒ほどで終了します。
爪の着脱は簡単ですが、把持力は強力。ジョーロック装置により、従来モデルに比べて把持力が大幅にアップしています。優れた潤滑システムも、常に安定した把持力を保証します。また、シュンク社製の特長でもあるセレーション溝により、面あたりにすることで、点あたりのスクロールチャックよりも強いクランプ力と精度を実現します。交換可能な爪は種類も豊富で、さまざまなタイプのワークに対応できます。

加工スペースを広く使える「ROTA-S plus 2.0」
拡張性の高さや耐久性の高さも魅力
ROTA-S plus 2.0の本体の高さは83.5 mm(ROTA-S plus 2.0 160/K)と、従来型より低く設計されているため、より多くの加工スペースの確保や、より長いツールの使用が可能になり、工作機械本体の性能を最大限に活用することができます。 加えて、拡張性の高さもROTA-S plus 2.0の特長です。拡張アーバーは4つのサイズを用意。クランプ経(内径)が小さくても、構内で高精度なクランプを実現します。アーバーの取り付けもROTA-S plus 2.0に直接ネジ止めすることができ、1~2分の作業で使用可能になります。
さらにROTA-S plus 2.0はメンテナンスも簡単で、耐久性にも優れています。
軽量化で機械の能力を最大限引き出す「ROTA-S flex」

ROTA-S plus 2.0にエクステンションを追加することで、重量を抑えながら、大型のワークにも耐えられる強度を実現したものがROTA-S flexです。
例えばROTA-S flex 1200は、ROTA-S plus 1200と比べて480 kgも軽量化されています。この場合、テーブルに積載重量制限があっても、ROTA-S flex 1200ならば、ROTA-S plus 1200より単純にプラス480 kgのワークまで加工可能になるといえます。
また、同じ重量の加工をする場合においても、ROTA-S flexは軽量な分、回転に要するモーメントを軽減できるメリットがあります。 このように、ROTA-S flexは加工機械の能力を最大限に発揮させることができます。
長所を受け継ぎ進化した「ROTA-S flex」
ROTA-S flexは、ベースとなっているROTA-S plus 2.0の長所もすべて受け継いでいます。爪のクイックチェンジはもちろん、エクステンションを外せば小型ワークにも対応可能になります。チャック自体の高さも低いため、より多くの加工スペースを確保でき、耐久性にも優れています。
ROTA-S flex

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