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お客様事例

  • お客様事例 2024/12/13 更新
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Tyrolit Group

ミーリング・ターニング・研削を1台に工程集約

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10 μm未満の精度を実現する自動化したオールインワンの加工工程

Tyrolit Group(以下「Tyrolit社」)は1919年に創業し、オーストリアのシュヴァーツに本社を構え、世界11カ国に31箇所の生産拠点を展開し、4,400名以上の従業員の方が働いています。幅広い製造業種向けのボンドホイールやドレッシングツールのほか、建設業界向けのシステムソリューションの大手メーカーとして、Tyrolit社はこれまでに、各業種の要件に合わせて特注も含め8万種の製品を開発してきました。シュヴァーツの工場では、自動車業界 をはじめとする多くの産業向けに各種ダイヤモンドホイールを数多く製造しています。これらの研削砥石の高い品質を確保するため、自社生産において長年頼りにしてきたのがDMG MORIの最新鋭の工作機械です。シュヴァーツでは、5台のターニングセンタ、複合加工機、マシニングセンタがそれぞれ単独で稼働しています。なかでも圧巻なのが2020年に導入されたDMC 80 FD duoBLOCKで、本機には研削機能も搭載されています。同社ではさらに7枚のパレットを運用可能なロータリパレットストレージシステムにより、生産を自動化されています。

100名を超える社員がさらなる新規開発に従事

 

Tyrolit社が昔から最重要視されていることは、高度な革新性です。「これ以外の方法では、お客様からの高まる需要に長期的に応えることはできません」と、Tyrolit社のプロセスエンジニアリング部門の責任者であるFlorian Zitt様は説明されます。社内で100名を超える社員が研究機関や大学と密接に協力し、さらなる技術開発に取り組んでいます。その成果は、数字が明らかに物語っています。売上の30%が、発売して3年に満たない製品から生み出されているのです。
 

◀ 軽量構造の研削砥石Tyrolit Polaris Plus LW のベースボディ

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