- ニュース/トピックス 2023/09/01 更新
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滋賀県琵琶湖湖畔で開催された「第45回鳥人間コンテスト2023」(読売テレビ放送株式会社主催)に、DMG森精機の鳥人間クラブBIRDMAN HOUSE 伊賀(渡邊悠太パイロット)が2年ぶりに出場いたしました。
夢の完全制覇70 kmの達成なるか?
2017年に40 km、19年に60 km完全制覇を成し遂げたBIRDMAN HOUSE 伊賀は、飛行距離を競う「人力プロペラ機部門」に出場。2021年から琵琶湖を南北2ルートを旋回する、最長70 kmの新コースが設けられましたが、2021年は飛行禁止区域に入ってしまったことで、失格という結果に。今回こそ70 km完全制覇を目指して、13チーム出場の中、12番目(昨年優勝したディフェンディングチャンピオン東北大学Windnautsの1つ前)にフライトを行いました。
途中、機体に異音が発生するトラブルに見舞われながらも、渡邊悠太パイロットは、自身の持つ大会記録60 kmを塗り替え、順調にフライトを続けます。65 kmを越え、70 km制覇目前に向かい風を受け、機体が不安定になりながらも何とか粘り、70 km付近に着水しました。
大会新記録で優勝!今後の展開は?
結果は、69,682.42メートル。70 ㎞完全制覇の夢は、来年以降参加されるチームに託す形となりました。次回について尋ねられた渡邊悠太パイロットは「もう勘弁してください」と笑い、引退を示唆。人力飛行における無限の可能性を感じさせるとともに、人々の記憶に残る感動的なフライトを披露した、渡邊悠太パイロット率いるBIRDMAN HOUSE伊賀には、会場の皆さまから、惜しみない拍手が沸き起こりました。
BIRDMAN HOUSE 伊賀はこの日のために新型機の製作をチーム一丸となって進めてきました。これまで以上に進化した新型機、そして飛行距離を少しでも伸ばそうと懸命にペダルを漕ぐパイロットと応援するチームメンバーの真摯な姿は見ている人に希望や元気を届けてくれました。また、BIRDMAN HOUSE伊賀は、大会を通して大きく成長させていただきました。これまで応援してくださった皆様には感謝いたします。本当にありがとうございました。
今大会で5年間にわたり開発を進めてきた新型人力飛行機の性能を証明することができたと考えています。今後は、究極の目標である人力飛行世界記録※の更新に向け、さらに改良を加えた記録挑戦用機体を新造していきます。同時に、挑戦候補地の調査や支援体制の構築も進めていきますので、今後とも応援をよろしくお願いいたします。
※現世界記録:1988年にマサチューセッツ工科大学チームが達成した直線飛行距離115 km、飛行時間3時間54分
オフィシャルWebサイト
■鳥人間コンテストWebサイト
https://www.ytv.co.jp/birdman/
■DMG MORI公式Facebook、公式Xでは、BIRDMAN HOUSE伊賀の活動を紹介しています。
https://www.facebook.com/DMGMORI.CO/
https://twitter.com/dmgmorijapan/