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お客様事例

  • お客様事例 2020/02/12 更新
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東金属産業株式会社

【Vol2】ものづくりに革命を起こす金属3Dプリンタをいち早く導入
LASERTEC 30 SLM 2nd Generationの機能を駆使し 複雑な形状を高精度に造形

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共同で機械のブラッシュアップを図るDMG MORIの姿勢に共感
金属3Dプリンタによる次世代のAMに挑む

DMG MORIの新型機を導入

左から)LASERTEC 30 SLM 2nd Generationの前に立つ社長の田中健太郎様、AM部部長の大隈伸也様、オペレーターの佐々木秀彦様。

着実にAMの技術力を高めた東金属産業。しかし当時の金属3Dプリンタは、材料であるパウダーの補給や交換時に、パウダーの粉塵が飛散する懸念があった。そのため同社では、オペレーションルームに空気中の金属粉の濃度を測定するメーターを設置するなど気を配っていた。
そのような中、2018年に開催されたJIMTOF2018において、DMG森精機のLASERTEC 30 SLM 2nd Generationと田中社長は出会う。DMG 森精機は、セレクティブレーザメルティング(SLM)の技術力を持つドイツ・REALIZER社を子会社化するなど、AM分野での技術革新を加速させていた。一連の動向を注視していた田中健太郎社長は、材料の充填や交換時に、パウダーが一切外に漏れない金属3Dプリンタを求めていた中で、DMG森精機が金属3Dプリンタの徹底的な分析・研究を経て開発された新製品を発売すると聞き、期待していたという。

LASERTEC 30 SLM 2nd Generationを見た田中社長は、日本第1号機の導入を即決。 導入の決め手は、加工精度が高まることはもちろんであるが、懸念材料であった安全面の評価がクリアできたことであった。LASERTEC 30 SLM 2nd Generationは、パウダーモジュール『rePLUG』による材料交換システムを搭載しており、カートリッジ交換がパウダーを密閉状態のまま扱えるため、パウダー吸引による健康被害を完全に防げる。安全性を最優先する田中社長の考えと合致する機械であった。

他社機では到達できなかった加工精度を実現

LASERTEC 30 SLM 2nd Generation導入し、実際に操作してみての評価をAM部の大隈伸也部長は次のように話す。
「マイクロ波を伝える導波管という部品があります。形状はシンプルな中空構造ながら、内部の表面粗さがシビアに問われます。管の奥まで工具が届かないため切削加工では対応不可能。そこで金属3Dプリンタでチャレンジしてみました。他社機では表面粗さの限界がRa 8μm※1だったところ、LASERTEC 30 SLM 2nd GenerationではRa 6μmを余裕でクリアしたのには驚きました。私の知る限り、これだけの精度を実現できるのは、DMG MORIの金属3Dプリンタだけではないでしょうか。直感的に使えるCELOSの優れたユーザーインタフェースが、とても扱いやすく操作性が高いのにも驚きました。以前の機械は慣れるまで時間がかかりましたが、CELOSはすぐに使いこなせるようになりました」。

左はLASERTEC 30 SLM 2nd Generation、右は他社製金属3Dプリンタによるもの。
比べて見ればひと目で違いがわかるほど、LASERTEC 30 SLM 2nd Generationによる仕上がり精度は優れている。

※1:対象物の表面からランダムに抜き取った各部分における、表面粗さを表すパラメータの1つ。Raの後に示された数字が小さいほど、粗さが少ないことを意味する。

自動車関係の受注が伸び、前年対比150%の売上を見込む

 AMに関する高度な技術力を培う一方で、田中社長は営業活動にも精力的に取り組んだ。
元々自動車関連の受注はほとんどなかった同社であるが、DMG森精機の金属3Dプリンタ導入後は、自動車業界の仕事が一番多くなっている。自動車の基本設計を評価するため、実寸サイズではなく、ミニチュアサイズを金属3Dプリンタで試作する案件が多いというのが理由だ。
例えば、閉じられた空間内に複雑な形状を作り込み、仕上がりはCTスキャンで確認するようなワークは、LASERTEC 30 SLM 2nd Generationで対応した方が効率も精度も上がる。従来は複数部品を組み合わせて製作していたものが、金属3Dプリンタであれば、1つの部品を製作するだけで対応できるためだ。これは、大幅な工数削減にもつながる。
LASERTEC 30 SLM 2nd Generationの導入を聞いた同社の顧客からは、「DMG MORIのマシンで」と指定されるケースも増えているという。

AM工場の立ち上げコンサルタントも視野に入れた将来展望

東金属産業の売上構成のうち、AM部門の売上は全社の2%程度ながら、2019年は前年比で150%の伸びを見込んでいる。田中社長が、今後の受注拡大として見据えるのは自動車はもちろん、航空機、宇宙関連。AMを取り巻く環境は日々進歩しており、そう遠くない将来には、金属3Dプリンタを何十台も導入した生産現場が立ち上がることも考えられる。そうなったときを見据えて、田中社長は新たな事業としてAM工場の立ち上げコンサルタントも視野にいれ、ノウハウの蓄積に努めている。

田中健太郎社長

最後に田中社長は、金属3Dプリンタの導入を考えている企業に対してこのように述べている。「AMへの取り組みを前向きに検討しているなら、一刻も早く始めるべきだと思います。ここまで環境が整ってきた今こそ絶好のチャンスです。特にLASERTEC 30 SLM 2nd Generationはとても操作性に優れているので、金属3Dプリンタに関するノウハウがそれほどなくとも早い段階で成果を出せます。将来も日本のものづくりが世界をリードしていくために、共に頑張るメーカーの増えることを期待しています」。
金属3Dプリンタのフロントランナーとして、同社の挑戦はこれからも続く。

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