- お客様事例 2019/04/04 更新
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Messengerは低コストかつ将来の拡張にも対応
―Messengerを選定した理由をお聞かせください。
工作機械メーカーやサードパーティによるデジタルソリューションをいくつか比較・検討しました。そのなかでDMG森精機のMessengerを選定したのは以下の理由からです。

【理由1】多数を占めるDMG森精機の工作機械
当社の工作機械は6割以上がDMG森精機製です。当然、DMG森精機のデジタルソリューションであるMessengerが第一候補となります。
【理由2】低コスト
この検討を始める少し前に加工時間の大幅な短縮化に役立つDMG森精機のオペレーティングシステムCELOSを搭載した工作機械を導入していました。同時に生産性向上のための継続的なソフトウェアやサービスなどを保証するCELOS Clubに入会したことで、Messengerを安価に導入できると分かりました。
【理由3】今後の拡張性
現在のところ、DMG森精機の工作機械の稼働状況が分かれば十分ですが、将来的にはすべての工作機械の稼働状況を見える化したいと考えています。今後DMG森精機では、他メーカーの工作機械もCELOS Clubでつなぐことができるようになっていくと聞いています。将来的な展望に対応できる点でも、Messengerは最良の選択肢でした。
※DMG MORI Messengerは、他メーカーの工作機械との接続ができない場合もあります。詳細はDMG森精機の担当者までお問い合わせください。
―Messenger導入後、どのような効果がありましたか?
導入から1年足らずですが、当社としては以下の効果があったと実感しています。

稼働率は10%アップ
Messengerはトータルの稼働率はもちろん、工場ごと、グループごとなどでも算出が可能。さらに、当社で導入している立形マシニングセンタ、横形マシニングセンタ、5軸加工機、複合旋盤といった工作機械ごとに稼働率を算出することができます。
Messenger導入直後のトータル稼働率(24時間365日設定)は20%前後でしたが、現在は多いときで30%を達成、稼働率のベースラインを引き上げる効果がありました。
売上アップ
短納期に対応するための見える化でしたが、結果的に稼働率が向上し、生産できるキャパシティがアップしたことで、売上がアップしました。売上アップのすべてがMessengerのおかげとは言いませんが、貢献度は高いと考えています。
稼働率向上に挑む社員の姿勢
確実に社員の姿勢が変わってきました。もともと当社は現場の裁量が大きく、管理者はその日の作業指示書を加工担当者に渡すだけで、あとは担当者自身が作業指示書を元に生産を行っていきます。
Messenger導入前は、渡された作業指示書のまま、順番に作業していくことも多く、これが稼働時間のロスにつながっていました。しかし、Messenger導入後は生産時間や納期を考慮し、稼働率を優先して、順番を考えながら加工を行うようになりました。例えば、短時間で加工が完了するワークは昼間に生産し、加工時間が長いワークは、帰宅直前に加工終了後の自動電源遮断を設定して、夜中に加工するというような事を強く意識するようになりました。

稼働率の見える化が健全な競争原理につながった
―前述した効果を得ることができた要因は何でしょうか?
DMG森精機以外の工作機械の稼働率の見える化は出来ていません。つまり、平等ではありません。そこで、我々が気を使ったのは不公平感を出さないようすること。Messengerを導入する際は「稼働率を人事評価の基準にすることはない」と宣言しました。
絶対条件ではありませんが、「立形マシニングセンタは30%、横形マシニングセンタは70%、複合加工機は40%を目指しましょう」とは言いました。あくまでも目標の数値です。しかし、結果的に稼働率が見えると、気持ちはやらなければいけない方向に向かいます。例えば、他の加工担当者よりも稼働率が低ければ恰好が良いとは言えません。つまり、自然とトップラインに引っ張られて、他の人よりも多く稼働させたい気持ちになるのです。
しかも、他の社員から「工作機械を使わせてほしい」と頼まれた場合、以前なら工作機械を自分の所有物と思ってしまう傾向から、断るケースが大半でした。ところが現在は、機械の空いている時間がなくなり、稼働率がアップするので「どうぞ、どうぞ」となります。このように、健全な競争原理を上手く意識改革につなげることができたと考えています。
無理をしないスモールスタートがおすすめ
―Messengerの導入を思案しているDMG森精機の工作機械のユーザーに対し、先輩ユーザーとしてのアドバイスをお願いします。

デジタルソリューションが企業の文化に合うかどうかも分かりませんから、無理をし過ぎていけません。大事なのは、導入する目的を明確にしたうえでスモールスタートすることだと考えます。合わないと感じたら止める、上手くいきそうなら徐々に台数を増やしていけば良いでしょう。
―最後にDMG森精機に対する今後の期待をお願いします。
2020年4月にはすべての工場を統合した新本社工場が完成する予定。この本社工場をスムーズに稼働させるためには、DMG森精機の手を借りなければならないと思っています。これからも手厚いサポートを期待しています。よろしくお願いします。
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