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お客様事例

  • お客様事例 2025/09/29 更新
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Sandvik Coromant Trondheim

無人生産の実現による生産能力の倍増

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Sandvik Coromant TrondheimのNTX 3000に導入した自動化ソリューション

Sandvik Coromantは、1970年にトロンハイム(ノルウェー)のTeeneesと、いわゆる「サイレントツール」の生産で提携関係を結びました。防振機構により、独自ラインアップの部品やアダプタは、工具の突出しが長い場合でも振動を最小限に抑えます。Sandvik Coromantは2008年に事業を引き継ぎ、この製品分野の開発を継続してきました。現在では105名の専門スタッフと最新の工作機械を揃えており、世界中のあらゆる業界のお客様に、標準製品から特殊開発品まで一流のソリューションを提供しています。
Sandvik Coromant Trondheimは、2001年以降、DMG MORIの自動化ソリューションを活用してきました。最初にガントリローダを導入し、2020年には初めてロボットハンドリング付きのNZX 1500を導入されました。その後2023年には、自動化システム付きのNTX 3000を導入。これらの自動化システムによって、多種多様なCAPTOツールボディを生産されています。

Sandvik Coromant Trondheim Process Development EngineerのKristoffer Bjørnstad様(左)とManager Technical OperationsのSteinar Løkken様(右)

自動化を搭載したNTX 3000により、ツールボディを数十μm以内の高精度で製造できます。
これは、ターニング、ミーリング、機上計測が1台の工作機械に集約されているためです。

Sandvik Coromant Trondheim
Process Development EngineerのKristoffer Bjørnstad様(左)
Manager Technical OperationsのSteinar Løkken様(右)

防振機構が組み込まれた精密工具

「当社はトロンハイムで450種類の標準製品を製造していますが、事業の10%はお客様独自のツールソリューションです」と、Sandvik Coromant TrondheimでManager Technical Operationsを務めるSteinar Løkken様は生産ラインアップについて話されます。なかでも、防振工具のサイレントツールは中核事業の一つです。ターニング、ミーリング、穴あけの各ツールの内部には、2本のばねで支持された重い減衰体からなるプリセット防振機構が組み込まれています。振動が発生すると、その運動エネルギーが防振機構に吸収されます。これにより振動を最小化し、面品位が改善され、生産性が向上します。

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