- 論文 2016/04/29 更新
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雑誌名 | 工作機械メーカーが目指す新しいNC制御技術-次世代オペレーティングシステム CELOS- 2016年2月 |
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著者 | 曽我 崇明 制御ソフト開発部 部長 |
公開日 | 2016年2月 |
1.はじめに
近年、東南アジア諸国をはじめとした新興国といわれている国々の成長は著しく目を見張るものがある。GDP成長率を見ても先進国をはるかに凌ぐ勢いとなっている。工作機械の分野においても、諸外国各メーカーで機械自体の加工性能の差がなくなりつつある。いかに国際市場での競争力を維持するかが今後の開発においてキーポイントとなる。この点を「効率向上」「市場投入期間の短縮」「柔軟性の向上」をキーワードとして考える。
- 効率向上‐限られたエネルギー資源の効率利用の中で、どのようにして生産性を上げていけるか。
- 市場投入期間の短縮‐製品サイクルの短縮とともに、技術革新のサイクルも短縮化され、より複雑な製品への対応が求められる。
- 柔軟性の向上‐同じ製品を大量に生産し続ける時代は終わり、多品種のものを柔軟に生産することが求められるようになってきている、と同時に品質の高い生産性も求められる。
※組織名・肩書は執筆当時のものになります。