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Industrie 4.0について

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雑誌名 Industrie 4.0について 2015年2月19日
著者 藤嶋 誠
専務執行役員
公開日 2015年2月19日

1.Industrie 4.0とは
2007年にアップルがiPhoneを発表以来スマートフォンの普及と進化は急激に進んでいる。また家電や自動車がインターネットに接続されるようになって、その機能が急激に進化する気配を見せている。このようにIoT(Internet of things)が進んでいくなか、産業機器に対して同様の技術を適用しサイバー・フィジカルシステム(Cyber Physical System)によりスマート工場を実現し技術革命を起こそうというのがインダストリー4.0の狙いである。
サイバー・フィジカルシステムとはセンサーネットワークなどフィジカルシステム(Physical System)の情報を、サイバー空間(Cyber System)と結びつけ、ビッグデータ(Big data)などを活用し産業のインテリジェント化を急速に進める技術である。これにより、受注、景気などの外部変化に柔軟にまた素早く対応し、多品種少量生産でも利益を確保できる仕組みになっていく。
ドイツは2011年にIndustrie4.0を提唱し2012年にワーキンググループ(ドイツ情報技術・通信・ニュー メディア産業連合会(BITKOM)、ドイツ機械工業連盟(VDMA)、ドイツ電気・電子工業連盟 (ZVEI)を事務局とした「Industrie 4.0 作業グループ」)を立ち上げた。

※組織名・肩書は執筆当時のものになります。

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