- 世界の逸品 2020/05/26 更新
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生産工程で重要な役割を担う測定機。加工したワークが図面通りに加工できているかを同じ基準で測定することで、品質を保証することができます。しかし、一般的な三次元測定機は、例えば小型のシャフトワークを1つ測定する場合、15分以上の時間を要する場合もあり、全数計測するとなるとかなりの時間がかかります。また、物理的に接触子が入らない部分は計測できないという問題もあります。これらの課題を解決するのが、マーポス社の小型部品用高精度測定ユニット「Optoflash(オプトフラッシュ)」です。Optoflash は、小型シャフトワークの測定に最適な測定機で、静的測定なら100ヵ所の測定をわずか2秒で完了します。
センサを用いた圧倒的な計測スピードで計測時間を大幅短縮
Optoflashは、小型シャフトワークの測定用として開発された非接触式の三次元測定機です。最大の特長は、圧倒的な測定スピード。静的測定ならば100ヵ所を2秒、動的測定でも約15秒から30秒で計測を完了することができます。
この測定スピードを可能にしているのが、画像処理を行う固定型マルチプル2Dセンサです。異なる位置に設置されたイメージセンサが複数の画像を撮影し、切れ間のない単一の画像にすることで、複数箇所を瞬時に測定します。これにより、センサやワーク自体を垂直方向に移動させなくても、長さ300 mm※までのワークを一度に撮影できるため、計測時間を大幅に短縮することができます。
Optoflashは測定ワークの大きさに応じて、「S100」「S200」「S300」の3タイプをラインナップしています。
※ S300の場合
| Optoflash S100 | Optoflash S200 | Optoflash S300 | |
|---|---|---|---|
| 測定範囲 [最大部品寸法] 長さ(mm) 直径(mm) |
100[100] 60[90] |
200[200] 60[90] |
300[300] 60[90] |
| 最大部品重量(Kg) | 6 | ||
| 計測の不確かさ1 長さ(mm) 直径(mm) |
2+L/200μm 1+D/200μm ※D、Lはmm |
||
| 本体寸法 (幅× 奥行× 高さmm) |
925× 615× 640 |
925× 615× 740 |
925× 615× 840 |
1)参考マスタは以下DIN1319part3/ISO基準より計算
環境温度は20℃±1K、0.5K/hの最大変動、部品温度は20℃±1Kとする。
Optoflashの基本スペック
(※引用元:Optoflash製品カタログ裏面)
固定型センサの採用で省スペースを実現
小型ワークに特化させ低コストでの導入を可能に
Optoflashは、イメージセンサが固定された設計のためセンサの移動が必要ありません。そのため、センサをZ軸方向に移動させて撮影するタイプの測定機と比べても、センサが移動しないため可動部の摩耗もなく、メンテナンス性も高いのが特長です。
また、センサを固定することで動作制御が不要になり、本体の小型化が実現しました。価格も格段に抑えられており、低コストで導入できます。
接触式の測定機では、物理的に接触子が入らない箇所は測定できません。しかし、Optoflashは非接触式なので、コーナーRやテーパ角度、狭い溝幅の測定も簡単に測定できます。例えばコンプレッサのシャフトのような複雑な形状のワークも正確に測定可能です。非接触式なのでワークを傷つけるリスクもありません。
また、Optoflashは測定箇所ごとの段取り替えも不要です。一度プログラムを入力しておけば、あとはワークに応じてプログラムを切り替えるだけで測定ができます。オプションでロボットアームを取り付けることで、ロボットによる自動での測定も可能です。
タッチパネルで計測ポイントを簡単指定
測定データも自動で蓄積
Optoflashは、タッチパネルによって直感的に操作できます。パネルに映された画像から測定したい内容とポイントを指でタッチするだけで、測定プログラミングが完了します。
さらに、測定データはOptoflash内部に搭載されたパソコンに自動的に蓄積されていきます。従来のように、測定ごとに紙に記録し、そこからさらにパソコンに入力するといった作業が不要になります。蓄積されたデータは、ファイルサーバやメモリスティックなどを介してOptoflash以外の端末でも共有でき、社内でのデータ共有もいっそう行いやすくなるでしょう。
マーポス社は世界20カ国以上の主要工業都市に拠点を置き、自社で販売からカスタマーサービスまでを手がけています。そのため、海外工場にOptoflashを導入する際もスムーズに対応でき、サポート体制も万全となっています。
実際、Optoflashは自動車・家電の部品メーカーや油圧装置メーカー、メディカル関連のメーカー、部品加工業者など、シャフトワークを扱うさまざまな分野で利用されています。
簡単に高速で測定できるOptoflashは、抜き取り検査はもちろん、全数検査を行う場合でも、効率的に測定できるため、結果的に生産コストの削減にもつながります。業界を問わず、測定作業の時間短縮やコスト削減に貢献する測定機と言えます。

| マーポス株式会社 所在地:〒143-0025 東京都大田区南馬込5-34-1 TEL:(03)3772-7011 FAX:(03)3772-7093 URL:https://www.marposs.com/jpn/ |
この記事では、DMG森精機が世界中から厳選した逸品機器をご紹介しています。



