- 加工のコツ 2017/05/09 更新
- 印刷する
-
- タグ
-
- クーラント
生産現場では加工コスト低減のため、切削速度は一層速くなる傾向にあります。これにともない、切削油剤に求められる性能は潤滑性に加えて冷却性も必要となってきました。以前は冷却性に富む水溶性切削油剤は潤滑性で不水溶性切削油剤に劣っていましたが、添加剤などにより潤滑性は向上し、また火災という危険を避けるために水溶性切削油剤が多用されるようになっています。
一方、水溶性切削油剤はまさに生き物であり、その劣化は、切削性能の低下に加え、製品・工作機械のさび、工具寿命の低下、腐敗による異臭、健康被害など多くの問題を誘発するため、その管理と運用方法に悩まれている方は多いと思います。弊社に寄せられた相談でも、例えば、クーラントが泡立って体積が増え、これがあふれて工場の床に広がってしまったというケースがありました。
この記事は会員限定です。会員登録をすると続きをお読みいただけます。