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加工のコツ

  • 加工のコツ 2016/09/26 更新
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加工のコツvol.1
歪みにくいチャッキングのコツ
-強度が弱いワークの固定方法-

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  • 治具/チャック

ターニングセンタ(旋盤)では工作物を固定する方法として、「チャック」と呼ばれる治具が用いられます。チャックは爪の開閉により工作物を保持し、爪の開閉に使用される動力には「ねじ」やテーパの引き込み、皿バネを使用した機械的なものから油圧、空圧などのダイヤフラム方式(流体を使った仕組み)のもの、磁力や真空を使ったものなど多種に分類されます。

その中で最も多用されているのは油圧式のチャックです。ただし、油圧式のチャックの場合、締め付け力が強いと工作物に歪みが発生し、真円度が悪くなってしまうという問題点があります。とくに、工作物が中空で薄肉のときにはその傾向が顕著に表れ、爪で掴んだ部分が凹み、3爪チャック使用時には工作物の断面形状がおむすび形(三角形)になってしまいます。(図)

図 爪数による中空ワーク内径真円度の比較

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