- お客様事例 2025/08/25 更新
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ドイツ・チューリンゲン州のグロースブライテンバッハに拠点を置くVoigt Systemtechnik GmbH(以下「Voigt Systemtechnik社」)は、Jens Voigt様とEckhard Voigt様のご兄弟が、彼らの祖父の時代である19世紀末からの家業と伝統を受け継ぎ、東西ドイツ統合直後の1990年に設立されました。設立後、産業用部品の製造や組立にまで事業範囲はすぐに拡大し、現在では約140名のスペシャリストが働いています。形状が複雑で精密なワークのほか、医療、分析、光学、電子工学など幅広い分野の組立品を製造されています。工場には約40台の工作機械があり、その内15台はDMG MORI製です。一部の工作機械は自動化システムも連携されています。直近で導入されたDMU 40は、ベータテストのお客様としてVoigt Systemtechnik社に、その性能を実証いただきました。

多種多様な産業用途向けの柔軟な部品製造
常務取締役であるJens Voigt様はVoigt Systemtechnik社が成功し続ける理由について、経験豊富なエンジニアと自社設備内の工作機械の汎用性であると認識しており、「部品の製造では、特にさまざまなワークやロットサイズに柔軟に対応することが必要です」と話されます。同社では中規模生産として、最大3,000個の部品の連続加工が、日常的に生産計画として入ることはよくあります。「また、自分達のノウハウを駆使してさまざまな自社製品を開発してきました。例えば、タンクの内側を非常に効率よく洗浄するアダプティブジェットクリーナーや、繊細な製品を固定する圧縮空気制御のグリッパなどです」と話され、自社の革新的な開発内容に満足されています。
DMG MORI製品による5軸加工
お客様からの加工依頼のほとんどが複雑形状部品です。その加工には最新の製造ソリューションである5軸加工機が必要です。そのため、Voigt Systemtechnik社は長年にわたりDMG MORIから5軸加工機を導入されてきました。DMU 50 eVo linear、DMU 70、DMU 100が各1台、DMU 50が2台など、幅広いサイズの5軸加工機が生産の一角を占めています。それ以外にも、例えばNLX 2000のような量産加工に適したターニングセンタも導入しています。
5.1 m2未満の設置面積と最大ø 500 × 445 mmのワークに対応するDMU 40
5軸技術の高さとDMG MORIとの長年の良好な協力関係から、同社にはDMU 40をベータテスト用として、導入いただきました。DMU 40は、DMU 50 3rd Generationをベースにしたコンパクトな同時5軸加工機をお客様に提供するために開発された機械です。DMU 50よりさらにコンパクトで機械幅はわずか2 m、直線軸移動量が550 × 450 × 420 mmで、最大ø 500 × 445 mm、300 kgまでのワークの同時5軸加工が可能です。鋳鉄製の一体型ベッドなどの高品質な構成要素や、形状が最適化されたY軸・Z軸案内面のほか、DMG MORI製のspeedMASTER主軸によって、形状が複雑な部品も正確に加工することができます。
公差5 μm以内の高精度5軸加工
「DMU 40はアルミやステンレス鋼の加工向けに設計されており、当社の製造にマッチしていました」と、Voigt Systemtechnik社でDMU 40が関係するプロジェクトの責任者でありプロセスマネージャーのMichael Weyrauch様は説明されます。最高回転速度20,000 min-1のspeedMASTER主軸を使用しており、「他のマシニングセンタで信頼性の高さは、すでに実証済みでした。特にDMU 40は形状が複雑なワークを高効率、高精度に加工する際に使用しており、最適な条件下では最大5 μmの精度を達成することも可能です。また現在はDMU 40を2交替制で稼働させています。部品の範囲にもよりますが、適切に自動化できれば、同機の信頼性と寸法安定性の高さから夜間シフトの無人生産にも適していると思います」と、Michael Weyrauch様は話されます。
DMU 40は、当社のマルチシフト生産においてもその性能を実証しました。優れた安定性と精密性により、5 μmの精度を達成できます。
Voigt Systemtechnik GmbH
代表取締役
Jens Voigt様

小型部品の自動連続生産
Jens Voigt様によると、同社は夜間の無人シフトを含め自動化されたマシニングセンタによる生産性の向上をすでに実現されています。その生産設備について「当社は2016年から中規模・大規模な量産用に3台のMILLTAP 700と1台のDMP 70を使用しており、いずれもWH 3 Cellワークハンドリングシステム付きです」と説明されます。Voigt Systemtechnik社は、今後の生産量を上げるために自動生産が重要と考えておられ、「部品の範囲が適切であれば、工作機械の自動化を進めていきます。すでにWH 3 Cell付きDMP 70を1台発注しました」とも話されます。
DMU 40とRobo2Go Milling
ロットサイズがより小さな場合でも、Voigt Systemtechnik社は自動化の導入を考えておられます。次のステップとして、DMG MORIからRobo2Go Millingを接続したDMU 40を1台納入予定です。その特長について「この操作性の良いロボットシステムは、部品に合わせてフレキシブルにカスタマイズ可能なグリッド付きのワークストレージを備えています」と述べられます。Robo2Go Millingは、仕様に応じて25 kgまたは35 kgのワークを搬送可能です。
※組織名・肩書は掲載当時のものになります。
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