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お客様事例

  • お客様事例 2025/03/28 更新
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HÜBNER GmbH & Co. KG

公共交通機関向けの精密部品を生産

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ドイツ・カッセルを拠点とするHÜBNER GmbH & Co. KG(以下「HÜBNER社」)は、1946年設立のゴム製品の修理工場が発祥で、1950年代にドイツ鉄道の車両に使用するベローズの製造を開始し、同じカッセルにあるHenschel社と共同で、連接バスの開発を初めて行いました。現在のHÜBNER社は、ドイツ、ハンガリー、インド、米国、中国の各製造拠点で3,500名の従業員が働いています。同社では、車やバスの連接装置の製造が収益の大半を占めていますが、材料ソリューション分野やフォトニクス分野もサービスを提供されています。 材料ソリューション部門では、エラストマ、ポリウレタン、工業用繊維などの品質要求度の高いソリューションを開発されていますが、フォトニクス部門は先進的なレーザの製造を専門としています。同社は製造時にきちんと能力を発揮する生産設備を保有することに価値を置かれていますが、それは機械加工においても同様です。1988年に初めてDMG MORIの工作機械を導入されて依頼、繰り返し導入されてきましたが、昨年は初の自動化ソリューションとしてRobo2Goを搭載したCTX beta 1250 TC 4Aを導入されました。

バスや電車の連接装置一式

日々の生活で電車や地下鉄、路面電車、バスに乗るとき、車両の連結部を何気なく通過している人が多いことでしょう。連結部の上側のひだに「H」の文字があれば、その連接装置はHÜBNER社製である可能性が高いです。「当社は、電車やバスの製造会社が連接装置一式を1つのパッケージとして使用できるように設計しています」と、HÜBNER社のカッセル本社で金属加工の生産責任者を務めるPatrick Wessel様は説明されます。列車はそれぞれ作りが異なることから、「それは、つまり受注するたびに新たに開発するということです。開発はカッセル本社で行っており、試作品の製造までも請け負っています」とも述べられます。連接装置の大きさとそれぞれの車両の断面の違いにより、組み立てには多くの手作業も伴います。

 

ターニング・ミーリング加工を1台の工作機械に集約することで、スループット時間を75%短縮できました。Robo2Goによる自動化で生産性をさらに30%引き上げました。

 

HÜBNER GmbH & Co. KG
金属加工生産責任者 Patrick Wessel様(左)
CAD / CAMアプリケーションエンジニア Kevin Mönnich様(右)

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