- お客様事例 2020/01/23 更新
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何台もの同時5軸マシニングセンタ(MC)を駆使し、難易度の高い加工にチャレンジし続けているミズノマシナリー(富山県富山市)。得意とするのは、半導体製造装置向け部品などの高精度なアルミ加工である。しかし、かつての社名は水野鉄工所だった。その名の通り旋盤加工を専門とし、主に富山県内の機械メーカーに丸モノ部品を納めていた。そんな同社がなぜアルミ加工に転じたのか。そのカギとなるのが、仕事の面白さである。
ミズノマシナリーが、角物加工も始めようとMCを導入したのは、20年ほど前のこと。その時に手掛け始めたのがアルミ加工だ。その割合は年々拡大し、とうとう本業を逆転。今では アルミ加工に特化している。「旋盤加工は量産品で、どうしても求められることはコストダウンが中心となってしまい、面白くない。アルミは数量こそ多くないが、面白いものを作ることができる。ものづくりとして楽しいかどうかが仕事の基準。社員に飽きさせないように刺激を与え続けたい」と、水野文政社長は“事業転換”の理由を説明する。
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