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切削サイクル

  • 製品情報 2022/03/30 更新
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テクノロジーサイクル:切削サイクル

マルチスレッディング 2.0

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マルチスレッディング2.0 

特殊ねじ加工のプログラミングをサポート

マルチスレッディングは、通常のねじ切りでは対応できない大型送りねじ加工(台形ねじ、のこ歯ねじ、丸ねじ)や大型特殊ねじ加工(モジュールねじ、Vねじ)、スクリューコンベア加工、スプロケット加工のプログラミングをサポートするテクノロジーサイクルです。対話形式により、複雑なねじ加工のプログラムが作成可能で、プログラミング時間を大幅に短縮することができます。

マルチスレッディング2.0は、従来のマルチスレッディングにウォームギヤ加工のプログラミング機能を拡張したテクノロジーサイクルです。CELOS画面から対話形式のガイダンスに沿ってタッチ入力するだけで、ウォームギヤ加工のプログラムを作成する事ができ、バリ取り工程のプログラミングも自動で行うことが可能です。

主な対応機種

  • NTXシリーズ
  • NZXシリーズ
  • NLXシリーズ
  • ALXシリーズ

開発の背景

大型の駆動装置を持つ重機械などに使用される特殊形状のねじ加工は、通常のねじ切りでは対応できないため、専用の加工プログラムを作成する必要がありますが、特殊ねじ加工のプログラミングは非常に複雑で作成に時間がかかります。また、特殊ねじ加工に対応する工具も存在しますが、高価であることと、その工具に対応する工作機械が必要になるという課題があります。DMG森精機では、このような特殊ねじ加工の課題にお応えするために、当社のターニングセンタや複合加工機で、特殊ねじの加工を簡単かつ短時間で行うマルチスレッディングを開発いたしました。

ユニークセリングポイント

1.汎用性

マルチスレッディングは、対応する工具がない大型・特殊形状のねじや、古いタイプのねじ加工にも使用できます。

2.対話形式のプログラミング

ねじ山の形状や大きさ・ピッチ・条数といったパラメータを、HMIであるCELOSに表示されたグラフィックを確認しながら、対話形式で設定することができます。パラメータの入力は特別なスキルが不要で、プログラミングを対話形式で行うため、短時間でプログラムを作成することができます。例えば、従来は座標計算や特殊マクロの作成のために3日程度かかっていたプログラミングが、マルチスレッディングであれば、約10分で行うことができます(当社調べ)。

3.工具コスト低減

マルチスレッディングでは、切削開始位置をずらしながら、円弧と直線形状の切削を組み合わせて、少しずつ特殊ねじの形状に仕上げていきます。一つ一つの切削工程がシンプルなため、一般的なチップ式のねじ切り加工が可能です。高価な特殊工具を使用する必要はなく、工具コストを削減することができます。

<SIEMENS>

<MAPPS>

対話形式によるねじパラメータの入力

プログラミング時間の短縮

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