入社後、奈良事業所でメカ設計、機械設計を経験した後、伊賀事業所でアプリケーション開発やテスト加工に携わりました。そこで培ったスキルが買われて、アプリケーションエンジニアとしてイギリスに駐在したことがあります。現地では最初、企業文化の違いにカルチャーショックを受けたこともありましたが、イギリス人技術者たちと対話しながら仕事に取り組んだことで、エンジニアとして成長できたのではないかと思います。帰国後は、初めてリーダーを経験し、その後、現在勤務する東京SC加工技術部へ。お客様が当社の機械を購入・検討される際、実際に部品の加工が可能かどうか、どの程度の精度が期待できるか、テスト加工を行って検証する部門。私自身は、これから主力となるテクノロジーサイクルと呼ばれるソフトウェアのマクロプログラム開発・テスト加工に携わっています。大きな仕事を任せてもらい、お客様と対等に技術的な話ができるのが楽しい。今は産休・育休からの復職直後で時短勤務をしていますが、なるべく早い時期にフルタイムに戻してさらに仕事に打ち込みたいと思っています。将来的には経営にも携わってみたい。技術職に誇りを持って長く仕事を続けていけたら嬉しいですね。
性別は関係なく、スキルがあれば大きなプロジェクトにも参加させてもらえます。必要なスキルは、外部研修などを利用して積極的に身につけることができます。今、私が携わっているのも、これから当社の主力になっていく製品の開発プロジェクトなんですよ。
私が勤務する東京グローバルヘッドクォータ以外にも、国内各事業所で技術職の女性が活躍しています。以前、同じチームで働いていた人もいて、彼女とは今も連絡を取って相談し合う仲。同じ志を持った仲間は心強い存在です。今後、後輩が増えることを期待しています。
現在、子育て中で時短勤務をしている私ですが、どうしても残業が必要な場合は夫に連絡して子どもの迎えを調整するなど、仕事はきちんとこなすようにしています。土日は夫が休みですから、彼に子どもを任せて休日出勤もします。家庭を言い訳にはしたくないんです。
女性だからという理由で働きづらいと思ったことは一度もありません。性別に関係なくスキルに見合った仕事が与えられるのでやりがいを感じますし、女性専用の更衣室など環境面での整備もしっかりしているので、思いっきり仕事に集中できます。
3年前に結婚し、息子を出産後、今年から復職しました。せっかく技術職として採用されたので、結婚・出産しても辞めるつもりはありませんでした。ただ、技術者としての成長に遅れが出るのではないかと不安にはなりましたが、時短勤務制度を利用して早期に復職し、頑張っています。
大学で専攻していた機械工学の学びを工作機械の開発に生かせそうだったので、インターンシップに参加。研修先の伊賀事業所の設計部門は、忙しいけれど活気に満ちた職場で魅力的でした。特に部長がモノづくりについて熱く語ってくださったのが印象的で、入社を決めたんです。
7年先輩のベテラン女性エンジニアが憧れの人。小柄だけれど大きな機械を苦もなく自在に操っている姿がカッコよくて、こんなエンジニアになりたいと思いました。仕事だけでなく、子育ての相談にものっていただいています。同じ技術職ですから悩みも似ているので、心強いです。
女性エンジニアが管理職になるのは、当社ではそれほど珍しいことではありません。私は入社5年ほどでリーダーに抜擢されました。自分としてはまだ自信がなかったので戸惑いもありましたが、それだけ会社が期待してくれているのだと思い、応えられるように頑張りました。
