ワーク・ライフ・
バランス(WLB)向上の推進

QoWLを高めるために

労働生活の質(Quality of Working Life:QoWL)を高めるための重要な要素の一つがWLBの向上です。勤務間インターバルの確保、有給休暇取得の推進に取り組んでいます。

勤務間インターバル遵守率(%)

遵守率(%)
DMG森精機では、2018年12月から、12時間の勤務間インターバル制度を導入し、電子的な勤怠管理などにより、2019年以降ほぼ100%の遵守率を達成しています。

1人当たり年平均有給休暇取得日数

1人当たり年平均有給休暇取得日数
※正社員・契約社員が集計対象
入社日による付与日数の差を考慮し、20日間付与で換算

1人当たり年平均総労働時間

年平均総労働時間集計結果
※正社員・契約社員が集計対象

健康像の見える化

健康経営の推進には様々な角度からの分析が大切と考えています。

2022年度の健康管理増進センターの活動報告である「健康白書(健康・安全白書改め)第3号」では、健診データの縦断解析を試みたり、新しく実施したアウトカム調査の結果を紹介しています。仕事の満足度がストレスチェック調査で得られた作業・部署・事業場レベルの各資源と関連していることなどが分かりました。

健康白書 Vol 3 (2023/4)

健康・安全白書 Vol.3画像

糖尿病新規発症リスク
(3年間の前向き調査)

糖尿病新規発症リスク(3年間の前向き調査)

仕事の満足度(4段階評価)

仕事の満足度(4段階評価)

健康経営の推進には目的に特化した実態調査が大切と考えています。

例えば、近年特に注目されているデスクワーク作業者の不活動(inactivity)を一日の歩数で評価した結果や、予防歯科健診を定期的に受けている人とそうでない人との歯科・口腔内有所見率との比較です。健康経営施策を進め、評価する上での重要な基礎資料にしています。

健康・安全白書 Vol 2(2022/4)

健康・安全白書 Vol.2画像

デスクワーク作業者の歩数調査(2021年)

デスクワーク作業者の歩数調査
座作業者(Sedentary worker)305人の出勤日における一日歩数調べ。貸与した歩数計を入浴と就寝中を除いて一日装着していたと回答した延べ1,227日の結果。

歯科口腔健診(2021年)

歯科口腔健診(2021年)
予防歯科健診を定期的に受けている人の、歯石などの「歯科・口腔内有所見率」は、受けていない人の約半分の低さでした(奈良事業所(415人)の2021年度歯科口腔健診追跡調査)。

健康経営の推進には自分たちのことを良く知ることが大切と考えています。

DMG森精機全体の「健康像の見える化」に努めています。従業員約3,000人の定期健康診断結果に基づいた集団としての健康状態を数値化や図表化、同業種と比較することよって、健康経営の課題の共通認識を図っています。

健康・安全白書 Vol 1(2021/5)

健康・安全白書 Vol.1画像

リスク保有者割合の比較

2020年・健康スコアリングレポート(全国健康保険組合)
健康像見える化の一例。同時期の同業種(全国健康保険組合・2020年健康スコアリングレポート)と比べ、DMG森精機のリスク保有者割合は低い傾向にあることが分かります。一方で20%から30%超の従業員が健康リスクを持っていることも示されています。男女別、年齢別の分析もしています。

BMIが健康事象の重要な因子であることが示されています。

BMIが健康事象の重要な因子であることが、示されています。

(2019年度の男性2,252人の結果)

ヘルスリテラシーの向上

ヘルスリテラシーの向上が注目されています。健康・保健分野(ヘルス:Health)に関連する情報を探し出し、理解して、意思決定に活用し、適切な健康行動につなげる読み書き能力(リテラシー:literacy)の向上です。そのための取組みを進めています。

「健康情報ホームページ」を
立ち上げ、適時更新しています。

健康管理増進センターが管理する社内サイトでは、「新型コロナウイルス感染症」対策や「よくある病気」の解説、「職場環境と健康」問題、「新型コロナウイルス感染症」対策やさらには社内調査の紹介などを通じて、現時点における科学的知見を分かりやすく伝えています。従業員からのよくある質問・疑問にも答え、ヘルスリテラシーの向上に努めています。

管理職を対象とした
Webinarの定期開催

管理職を対象とした四半期に合わせたWebinar研修を定期開催しています。年4回、1回4話(A~D)構成です。話の内容は四半期ごとに少しずつ変化をもたせてますが、主題はいずれも「職場の健康管理」「メンタルヘルス」「健康習慣」「健康経営」の4つです。1年を通して、これら4つを主題とする話題すべてを、管理職の現職と、特に新しく管理職(昇進も含む)になられた方は早い時期に、視聴することを必須にしています(図は2023年第2四半期の案内から)。毎回、80%を超える参加率を得ています。

健康動画eラーニング

産業保健スタッフ職が、自社の健診データなど身近な題材を活用して、生活習慣病(高血圧や糖尿病など)対策、メタボ対策、メンタルヘルスなどの動画を作成しています。Q&Aも組み込んだもので、独自のeラーニング教材です。ライブラリを順次増やしています。従業員の過半数を超える1500回の再生動画もあります。

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