廃棄物管理 | ESGへの取り組み | サステナビリティ | DMG MORI

廃棄物管理

基本的な考え方

DMG MORIグループは事業の特性上、生産工程において廃棄物を排出しています。そのため、廃棄物の削減に取り組むことは、事業活動に必要な調達部材やエネルギー資源を効率的に利用することにつながり、環境保全活動に貢献する取り組みであると考えています。また、限りある資源を効率的に利用し、リサイクルなどで循環させながら、将来にわたって持続して使い続けていく循環型社会への実現に向けて、DMG MORIグループでは資源の有効活用を図りながら、廃棄物管理および廃棄物の削減とリサイクルに取り組んでいます。

具体的な取り組み内容

当社では工場で発生する廃棄物の削減はもちろん、従業員一人ひとりが意識的にごみの減量と分別に取り組み、また適切なリサイクルルートを確保し、廃棄物をリサイクルして再利用する取り組み取り組みを行っています。

焼却時に発生した熱をエネルギーとして利用する
サーマルリサイクルを行っています。
破砕した木材をウッドチップとして再利用し、
燃料として利用しています。
溶解を行い、トイレットペーパーとして再利用しています。
油性分離を行い、再生重油燃料として利用しています。

海洋中のマイクロプラスチック調査研究に協力

当社は外洋セーリングチーム DMG MORI SAILING TEAMの活動を通じて、海洋中のマイクロプラスチックの調査研究に協力しています。具体的には、 「Vendée Globe2020-2021(ヴァンデ・グローブ)」(2020年11月~2021年2月)に参戦したDMG MORI Global One号が、一般商船や海洋調査船の航行が少ないため、研究が行き届いていない南氷洋等を含む合計6箇所にて、レース中に海洋マイクロプラスチックのサンプルを採集し、国立研究開発法人 海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)に提供し、JAMSTECの調査研究に協力しました。

マイクロプラスチック採集用のフィルタ

海洋プラスチック調査研究方法

  • 1. レース中に専用のフィルタを設置し、マイクロプラスチックを採集
    ※フィルタは、300μmプランクトンネットを使用
  • 2. 使用済フィルタはパッキングし、採集期間とその期間に航行したルート情報等を加えて分析までの間、保管
  • 3. レース終了後、採集したサンプルをJAMSTECに提供し、調査研究を実施
Vendée Globe2020-2021レーススタート時のDMG MORI Global One号とスキッパー白石康次郎選手