製品の環境対策とグリーン調達

当社では材料・部品の調達から廃棄に至るまでのライフサイクル全般において、環境配慮への対応が必要と考えています。 そのために、新製品の開発レビューの審査基準には、「従来機種よりも環境負荷を低減していること」を審査要件に加えるなど、環境負荷を従来の製品よりも少なくする新機種の開発を進めています。製品の消費電力削減や小型化・軽量化などはもちろん、複数の機械を1台に集約して効率的に加工を行う工程集約できる機種を開発することにより、製品のライフサイクル全体で、従来機種よりもCO₂排出量など環境負荷が低減できるよう取り組んでいます。また、有害化学物質の不使用や削減を進め、環境への影響がより少ない部品・素材の調達を積極的に推進しています。

CO₂排出量を2030年度に30％削減する新機種を開発（2018年度比）

　

クーラントポンプの消費電力を低減

電気代【44万円】/10年　CO₂排出量 【12.5t】/10年 低減(※)

※1日16h 年間240日機械稼働、洗浄率30％とした場合：電気代15円/kWh、CO₂排出係数0.424kg/kWhとして算出

オペレータの【切りくず清掃作業頻度】を低減し、けがを防止

　

定期的なクーラントタンクの【清掃作業】を低減

クーラントタンクの清掃は非常に労力が必要な上に、危険が伴う作業となりますが、清掃作業を低減することで、ケガを防止するだけでなく、労働環境を改善し働きがい向上にもつなげることができます。

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多くの場合、廃液となったクーラントは焼却処分されますが、ゼロスラッジクーラントタンクはタンク内を常にクリーンに保つため、クーラントの寿命を延ばすことができます。そのためクーラント交換回数が減り、クーラント廃液の焼却処理に伴うCO₂排出量を低減することができます。

クーラント【廃液の焼却処理】に伴うCO₂排出量を低減

CO₂排出量【40.8t】/10年削減(※)

※4か月に1回、タンク内全量(700L)を更液した場合：廃油焼却時の排出係数2.92tCO₂/tとして算出

　

効率的なミスト回収機能とメンテナンス低減により環境負荷を低減

不要な待機電力を抑え、効率的な加工プログラムを活用して、
加工時間を短縮することで消費電力を削減しています

当社は事業活動全体において地球環境の保全を最優先課題の一つとして位置付けており、経営理念の１つである「環境資源を大切にし地球環境を守る」を具現化するべく企業活動を行っています。使用する原材料、部品、設備等の調達において、環境への影響がより少ない物品およびサービスを優先するとともに、有害化学物質の不使用など環境負荷の少ない原材料を購入するなどグリーン調達を進め、事業活動によって発生する環境負荷を低減するように努めています。