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DMG MORIの事業所
省エネに向けた事業所での取り組み
自社内の業務においてもMXによる生産性の向上を推進しており、最新の設備やデジタルソリューションを導入することで生産工程をリーンでクリーンにする取り組みを進めています。
自社製品に使用するキーコンポーネンツの内製において、使用する設備を工程集約機に置き換え、中間在庫・消費電力量・工場面積の低減を推進しています。例えば伊賀事業所においては過去300台以上あった機械を56台にまで集約し、消費電力量およびCO₂排出量を45%削減しています。
事業所でMXを体現することで、お客様にMXの取り組みを実際にご覧いただくショールームの役割も果たしています。

自然エネルギーの活用
再生可能エネルギーをグローバルで導入
DMG MORIグループ全体での再生可能エネルギー利用率の向上に取り組んでいます。具体的には買電から太陽光による自家発電への切り替えです。当社は2020年よりCO2フリー電力の導入をグループ全体で進めており、主力工場である伊賀事業所では2021年4月にCO2フリー電力を導入しました。これにより伊賀事業所での電力消費に伴うCO2排出量はすでにゼロを達成していますが、さらに再生可能エネルギーの利用率を高めるために太陽光発電設備を導入。伊賀事業所の約13万㎡の工場屋根に太陽光パネルを設置しました。そのパネル容量は約13.4MWで、伊賀事業所の年間電力需要量の約30%を賄います。
さらにフロンテン工場(ドイツ・バイエルン州)、ゼーバッハ工場(ドイツ・テューリンゲン州)、デービス工場(アメリカ・カリフォルニア州)、天津工場(中国)、DMG MORI キャステック(島根県出雲市)など、グループ全体にも太陽光発電システムの導入を進めています。
伊賀事業所 太陽光パネル設置映像はこちら

バイオマス熱電の導入
2021年に伊賀事業所内の塗装工場にバイオマス熱電供給システムを導入しました。このシステムは、電気と熱を発生させることで投入エネルギーの96%を利用できるという高効率な省エネルギー性能を持ち、当社のエネルギー消費の削減にも寄与するだけでなく、バイオマスの特性である生物由来の木質チップを燃料とするため、使用によるCO2排出量は実質ゼロであり、加えて間伐材を利用するので環境保護と森林保全にもつながります。また燃料の木質チップを地域の木材業者から購入し、地域産業の形成にも貢献する活動です。当社の環境と地域社会への貢献事業の一つとして取り組んでいます。バイオマス発電で出た焼却灰はブドウ畑で肥料として有効活用しています。

廃棄物管理
事業の特性上、生産工程において廃棄物を排出するため、廃棄物の削減に取り組むことは、事業活動に必要な調達部材やエネルギー資源を効率的に利用することにつながり、環境保全活動に貢献する取り組みであると考えています。また、限りある資源を効率的に利用し、リサイクルなどで循環させながら、将来にわたって持続して使い続けていく資源循環型社会の実現に向けて、DMG MORIグループでは資源の有効活用を図りながら、廃棄物管理および廃棄物の削減とリサイクルに取り組んでいます。
具体的な取り組みとしては、老朽化し廃棄になる工作機械や鋳物加工で発生した切りくずを回収し、グループ会社のDMG MORIキャステックで製造している鋳物に再利用しています。他にも加工で使用した廃油を油性分離し、再生重油燃料として再利用するなど、さまざまな取り組みを行っています。

![]() サーマルリサイクルを行っています。 |
![]() 燃料として活用しています。 |
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身近な環境への取り組み
お客様の来訪時に提供するペットボトル飲料をラベルレス化することで、廃棄時にラベルを剥がす手間が省けるだけでなく、プラスチックの使用量を減らすことで環境負荷低減に貢献しています。他にも、プラスチックのマドラーやストローの使用を廃止し、木製や紙製のものを採用。また、事務所内では長寿命のLED照明を採用し、消費電力の低減に努めています。