Press Release
CDP2024 気候変動分野で最高評価の「Aリスト企業」に初認定
DMG 森精機株式会社(以下、当社)は、国際環境非営利団体CDP(*1) による調査「CDP2024」において、気候変動分野での情報開示と取り組み成果が高く評価され、最高評価である「Aリスト企業」(*2)に初めて認定されました。

当社は、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ目標」を掲げ、排出削減の取り組みを推進しています。自家消費型太陽光発電やCO2フリー電力などの再生可能エネルギーの導入、鋳造工程への電気炉の導入、廃却機や機械加工時の切りくずを回収し鋳物原材料として再利用する資源循環など、様々な取り組みを実施しています。 また、当社が推進するマシニング・トランスフォーメーション(MX)は、生産プロセスの工程集約、自動化、DX 化により、お客様の生産性向上、中間在庫の削減やオペレーター不足の解消、温室効果ガスの削減に寄与するものであり、こうした取り組みと実績が、今般の気候変動分野での高評価につながったものと考えます。 なお、水セキュリティ分野においても、水リスクの把握と管理体制、取り組みが評価され、昨年に引き続き、リーダーシップレベル「A-」の評価を獲得しました。
当社は、MXの推進をはじめ、工作機械事業の深化を追求することが、気候変動というグローバルな課題に貢献するものと考えております。今後もさらなる技術革新と生産性向上を追求し、持続可能な社会の実現向けて積極的に取り組んでまいります。
当社のサステナビリティへの取り組みは、当社Webサイトにて詳しくご紹介しています。 https://www.dmgmori.co.jp/corporate/sustainability/
※1CDP: 2000年に英国で設立された国際環境非営利団体。企業や自治体に対して、気候変動、水資源、森林資源などの環境情報の開示を促進し、その取り組みを評価する。企業の環境活動評価のグローバルスタンダードとして広く認知され、2024年には全世界で24,800社がCDPを通じてデータを開示している。企業や組織の環境への取り組みを、ガバナンス、リスクと機会、事業戦略、目標と実績、エンゲージメントなどの項目で評価し、リーダーシップレベル(A、A -)、マネジメントレベル(B、B -)、認識レベル(C、C -)、情報開示レベル(D、D -)の8段階で格付けする。
※2Aリスト企業: コーポレートサステナビリティにおいて、透明性とパフォーマンスの観点でリーダーシップを発揮していると評価された企業。 ◆2023年Aリスト企業数/回答企業数 気候変動 :世界346社/23,200社(1.5%)、日本109社/1,244社(8.8%) 水セキュリティ :世界101社/4,815社(2.1%)、日本36社/512社(7.0%)