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ニュース/トピックス

  • ニュース/トピックス 2017/07/27 更新
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IoT&インダストリー4.0
IGA INNOVATION DAYS 2017レポート

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IoT&インダストリー4.0セミナーのご紹介

IGA INNOVATION DAYS 2017では、近年注目されているIoTやインダストリー4.0へのDMG 森精機の取り組みについて、周辺装置をネットワークで接続して管理を行うスマートファクトリーの実例をご紹介しました。

6月21日(水)と24日(土)には、「IoT&インダストリー4.0とテクノロジーサイクルのご紹介」と題して、弊社 専務執行役員 開発本部 電装・制御担当 藤嶋誠によるセミナーを開催しました。

今回は、その内容の一部をご紹介します。 セミナー資料はこちらからダウンロードできますので、ぜひお見逃しなくご覧ください。

インダストリー4.0に関する海外と国内の動き

セミナーの冒頭では、ドイツによるインダストリー4.0への取り組みや、250社以上が参加する「Industrial Internet Consortium」による 製造業の更なる高度化・ネットワーク化への取り組みなど、海外の最新動向をご紹介しました。

また、日本版のインダストリー4.0として経済産業省が主体となり進めている「Connected Industries」についてもご説明しました。

「Connected Industries」は、人と機械・システム、人と技術、生産者と消費者などがつながることにより新たな付加価値が創出される産業社会を目指す取り組みとして、新たなビジネスモデルの誕生が期待されています。

DMG MORIがご提供するソリューション

次に、インダストリー4.0に対するDMG森精機の取り組みとして、CELOSが実現するスマートファクトリーと、それを支えるCELOSアプリケーションをご紹介しました。

セミナー資料より:CELOSが実現するスマートファクトリーのイメージ

セミナー資料の中では、それぞれの機能についてより詳細にご説明をしておりますので、ぜひご覧ください。また、これまで専用機や専用プログラムで行っていた加工・段取り・計測も、汎用機で簡単かつ短時間で実施できるようになるDMG森精機の「テクノロジーサイクル」をご紹介しました。

セミナー資料より:テクノロジーサイクルの4つの分類と各ソリューションの例

会場では、合計19種類のテクノロジーサイクルのデモンストレーションを行い、操作方法と動作、効果をご覧いただきました。

テクノロジーサイクル「ギヤスカイビング」実演。従来方法の1/3~1/4の時間で歯車の加工が可能。

ALX2500(参考出品)にて「マルチスレッディング」等のテクノロジーサイクルを活用して加工したワーク。
従来方法では3日間近くかかっていたプログラミングを10分程度に短縮。

さまざまなセンサから得られる情報の活用

DMG森精機では、工作機械のセンサ情報を活用し、お客様の生産活動をサポートする研究も日々行っております。例えば、主軸に搭載されたセンサから主軸の振動データを監視することで、主軸とワークの衝突、工具の破損、ベアリングの摩耗等を検知して主軸および工具の損傷を最小限に抑制したり、故障する前にメンテナンスの必要性を表示したりすることができます。このようなセンサからの情報は、主軸を保護するテクノロジーサイクル『MPC(マシンプロテクションコントロール)』や、ビビリを抑制するテクノロジーサイクル『MVC(マシンバイブレーションコントロール)』にも活かされています。

セミナー資料はこちらからダウンロードいただけますので、ぜひお見逃しなくご覧ください。

日々の業務がこう変わる!CELOSを使ったスマートファクトリーをご紹介

プレゼンテーションステージでは、DMG森精機のソリューションをご活用いただくことで、お客様の業務がどのように効率化できるかを実演いたしました。

ステージでのプレゼンテーションの様子

プレゼンテーションでは、CELOSに搭載されたアプリケーションの中で、「ジョブマネージャ」「サービスエージェント」「DMG MORI Messenger」「Condition Analyzer」をご紹介いたしました。
例えば、ジョブマネージャを活用することで、これまで文書で管理していた作業指示書を、CELOS上で加工に必要な情報を一元的に管理することができます。また、NCプログラムに残すことのできなかった段取りノウハウも残すことができます。さらに、「CELOS PC Version」と組み合わせることで、遠隔でもネットワークを通じてジョブ登録された作業指示を行うことができます。
定期保守に関しても、「サービスエージェント」を用いると、事務所のパソコンから機械の定期保守の内容を確認することができます。
生産プロセスの見える化では、「DMG MORI Messenger」が活躍します。DMG MORI Messengerでは“一日に何個加工できたか”という結果だけではなく、“どのように加工されたのか”という過程を見える化できるため、ムダを見つけてその原因を特定し、生産工程の改善や稼働率の向上を行うことができます。
最後に、工作機械に搭載された各種センサ情報を、「Condition Analyzer(コンディションアナライザー)」によってモニタリングする様子をご紹介しました。
DMG森精機は、グループの総合力を結集してインダストリー4.0やIoTといった最新の技術動向にも、業界をリードして率先して取り組み、生産性の向上や経営力の強化に役立つ製品や技術を通して、お客様とともに前進してまいります。

【この情報に関するお問い合わせ先】
users@dmgmori.co.jp

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