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ニュース/トピックス

  • ニュース/トピックス 2017/07/27 更新
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自動化システムの活用事例
IGA INNOVATION DAYS 2017レポート

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IGA INNOVATION DAYS 2017開期中の6月21日(水)と23日(金)には、「自動化システムの活用事例」と題して、弊社伊賀商品部 部長 奥田崇が、お客様のニーズに応じた自動化システムの納入事例とそのポイントや効果を紹介しました。今回は、その内容の一部をご紹介します。

当日のセミナー資料はこちらからダウンロードいただけます。

自動化の4つのメリット

まずセミナーの冒頭で、自動化で実現できる4つのメリットをご説明しました。
①無人運転や夜間運転による「生産性の向上」
②作業者ごとのばらつきがなく、同じ作業を精度よく繰り返せる「品質と安定性の向上」
③大物ワークの運搬など、危険度の高い作業の代替による「労働環境の向上」
④最低限の人数で機械を稼働し、人件費の削減効果もある「省人化」
これらの中で1つでも課題意識をお持ちのお客様であれば、自動化の効果が見込めると言えます。

DMG森精機の自動化システム

次に、お客様の生産方式に応じた最適なワークハンドリング方式をご説明しました。ワークハンドリングは、治具を介してワークをパレットに固定させた状態で、パレットごと搬送する「パレットハンドリング」と、ロボットなどがワークを直接把持して、搬送・チャッキングを行う「ワークハンドリング」の2つに大別できます。DMG森精機では、パレットハンドリングについては「パレットプールシステム」を、ワークハンドリングについては「ローダシステム」と「ロボットシステム」をご用意しています。パレットプールシステムは、複数のパレットを利用して数個~数百個のワークをセットしておくことで長時間の無人運転に対応できます。工程集約加工や複雑加工などの長時間加工に適したシステムといえます。一方、単一品種・大量生産には「ローダシステム」が、少品種・中ロット生産にはロボットを活用する自動化システムが有力な選択肢となります。

システム全体を一元的に構築する“シングルソースターンキープロバイダー”

従来、自動化システムを導入するためには、工作機械メーカーだけでなく工具、搬送装置、計測装置といったさまざまな周辺機器メーカーとの連携をお客様自身で行う必要がありました。その点、DMG森精機では、これらの連携も含めて、当社でシステム全体を一元的に構築する、「シングルソースターンキープロバイダー」としての機能も果たしています。また、お客様の自動化システムへのニーズを迅速かつ確実に形にするために、「モジュールユニットの開発」「“DMQP=DMG MORI Qualified Product”として周辺機器パートナー企業との協業」「3Dレイアウト図の製作」などに取り組んでおります。
当日のセミナー資料の中では、モジュールユニットの具体例や、現在DMQPパートナーとして認定しております周辺機器パートナー企業様もご紹介していますので、ぜひご覧ください。

自動化で最も重要なことは「止まらないシステム」

セミナーの最後に、DMG森精機が考える「自動化システムで最も重要なこと」とその実現方法をご紹介しました。自動化システムによる稼働率向上のために最も重要なことは、「止まらないシステム」であることです。例えば稼働率向上を妨げる大きな要因である、切りくずやクーラントに対して、DMG森精機ではクーラントのソリューションも開発するなど、お客様の生産性を高める製品やサービスをますます充実させています。
当日のセミナー資料の中では、これらの具体例として、国内外の様々なパートナー企業様と協業しご提供している周辺機器もご紹介しています。

DMG森精機は、グループの総合力を結集してインダストリー4.0やIoTといった最新の技術動向にも、業界をリードして率先して取り組み、生産性の向上や経営力の強化に役立つ製品や技術を通して、お客様とともに前進してまいります。

【この情報に関するお問い合わせ先】
users@dmgmori.co.jp

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