- お客様事例 2026/06/08 更新
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約6,000名の社員を抱えるHirschvogelグループは、自動車業界に部品を供給する大手サプライヤーです。スチールやアルミのソリッド成形のほか、仕上げ工程も手掛けられています。ドイツ、ポーランド、中国、インド、米国、メキシコに拠点を展開し、すべての主力市場に製品が使用されています。1938年、ドイツ・デンクリンゲンに設立された本社は、現在ではHirschvogel Umformtechnik GmbH(以下「Hirschvogel社」)になりました。数えきれないほどの部品が、熱間、冷間、温間鍛造で製造されており、約200名の熟練工が工場の製造エリアで金型を製造されています。形状が複雑な部品をDMG MORIの5軸制御横形マシニングセンタ monoBLOCKにより柔軟かつ効率的に製造されており、最近ではPH Cell 2000搭載のDMU 85 H monoBLOCKを導入されました。
生産スペースが限られている中、変化する市場の要求に対応するためには、継続的に工程を最適化していく必要があります。2台の工作機械をDMG MORIの5軸制御横形マシニングセンタ1台に工程集約したこともその一環です。
Hirschvogel Umformtechnik GmbH
中央金型製造工場長
Ralph Schramme様
電気自動車用の部品を増産
自動車メーカーと協力し、Hirschvogel社は製品開発や試作品の生産に早くから携わってこられました。その結果、市場の変革期に積極的な役割を果たすと同時に、従来の市場にも確実に貢献を続けられています。同社の中央金型製造工場の工場長であるRalph Schramme様は「精度や柔軟性に対して、ますます高まる要求に応えるために、工程を継続的に最適化する必要がありました」と振り返られます。工場にの面積が限られているため、金型製造の要求に対応するには非常に高効率な製造ソリューションが必要でしたが、「DMG MORIの5軸制御横形マシニングセンタと自動化ソリューションにより、長期的な生産能力の向上を実現しました」とも話されます。
自動化ソリューションの国際的な使用に向けたテスト
Hirschvogel社は長年にわたり、monoBLOCKやduoBLOCKにロータリパレットストレージシステムを連結したり、PH 150を接続したDMU 65monoBLOCKを稼働させています。「2台の工作機械をこのように自動化された製造ソリューションに置き換えることもよくあります。夜間や週末も最少限の人員で製造することで、生産の幅が広がります」と、Ralph Schramme様は話されます。中央金型製造工場は、製造ソリューションを別の拠点で使用するためのテストも担っており、「今では、PH 150を接続したDMU 65 monoBLOCKをインド、メキシコ、ポーランドの拠点に導入しています」とその成果を説明されます。

PH Cell 2000:設置面積16.5 m2に17パレット(630 × 630 mm)を収納
DMU 85 H monoBLOCK:5軸制御横形マシニングセンタによる信頼性の高い製造
Hirschvogel社が金型製造用に最近導入されたのが、PH Cell 2000搭載のDMU 85 H monoBLOCKです。この5軸制御横形マシニングセンタの横形主軸には決定的な利点が2つあります。金型製造ミーリング部門の班長であるMatthias Lenggeler様はその利点について「切りくずが重力により自然落下するため高い工程信頼性が確保されることと、垂直方向の移動量がかなり大きいことです」と説明されます。金型製造では使用する部品が多岐にわたるため、この工作機械の汎用性は理想的です。「私たちは主に、単品や小ロットの加工をしています」と、Matthias Lenggeler様は日常業務について説明されます。自動化ソリューションもまた、高い柔軟性が求められます。PH Cell 2000は、この柔軟性を念頭に置いてDMG MORIが開発しました。モジュール式のストレージシステムは、パレットのサイズに応じて最大21枚のパレットを収納できます。Hirschvogel社は630 × 630 mmのパレットを使用されており、17枚のパレットが収納可能です。Matthias Lenggeler様は、「パレット棚は3段に分かれているため、設置面積がコンパクトです」とさらなる利点についても話されます。PH Cell 2000に必要な設置面積は、わずか16.5 m2です。


Pallet Master付きCELOSで簡単運転
PH Cellシリーズのさらなる特長は、標準化されたインタフェースとモジュール式設計により、わずか数日で簡単に試運転が開始できることです。CELOSアプリPallet Masterは、工作機械の操作パネルやオプションの追加操作パネルから直接操作できます。PH Cell 2000は、より大きな部品の加工用に設計されています。搬送質量は2,000 kgまで対応可能です。「小型の金型を加工するだけでなく、大型の金型部品も加工できるようになりました。要件によっては、1枚のパレットに複数の部品用の治具を載せて運用することもできます」と、Matthias Lenggeler様は続けられます。
自動化と新技術で熟練工不足を解消
「自動化された製造ソリューションは当社にとってスタンダードです。これにより生産スペースを最適に利用できるようになります」と、Ralph Schramme様は強調されます。国内外を問わず熟練工が不足している問題にも、賢明な解決策となります。「アディティブマニュファクチャリングなどの新しい技術にも目を向けていきます」と、イノベーションに投資することによってのみ、工程を継続的に改善することができると認識されています。
※組織名・肩書は掲載当時のものになります。
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