- お客様事例 2026/07/28 更新
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圧縮空気は、生産設備において最も重要な駆動力の一つです。中国・福建省厦門に本社を置くXiamen East Asia Machinery Industrial Co., Ltd.(以下「EAMI社」)は、1991年の設立以来この分野に注力されており、現在ではエアコンプレッサの研究、開発、製造とその販売などを行われています。増え続ける生産に対応するため、EAMI社は2010年にDMG MORIのDMC 75 Hを2台導入されました。同社では現在、立形マシニングセンタやターニングセンタ、NHX 8000やNHCシリーズなど30台の横形マシニングセンタを含め、合計42台の工作機械が稼働しています。2021年には、4台のNHC4000と移動式ロボットを装備した全自動生産を2ライン導入されており、生産ラインの設計と据付はDMG MORIがワンストップで対応しました。

DMG MORIの工作機械、自動化システム、教育サポートによって会社がスムーズに拡大
EAMI社のゼネラルマネージャーであるHan Wenhao様はEAMI社とDMG MORIの長年にわたる協力関係を振り返り、「DMG MORIは当社の拡大に大変貢献してくれましたし、その過程でしっかりサポートしてくれたことは確かです」と述べられます。導入された工作機械は信頼性が高く、強靭性も非常に優れており、「DMG MORIの専門家によるサポートや当社向けにカスタマイズされた教育サポートにより、効率的な生産とスムーズな立ち上げが可能になりました」と評価されます。
オイルレスエアコンプレッサの高精度加工
EAMI社では、製品の製造工程において、品質を保つために、加工機に対する要求事項が極めて高くなっています。特にオイルレスドライコンプレッサのような新製品の場合、空気圧縮時の潤滑油を排除することで発熱量が増え、温度と運転速度を高める構造のため、「コンプレッサが高速回転したときの安定性と長期間稼働を実現するために、中核部品の加工精度の向上が必要です。」と、Han Wenhao様は話されます。
NHC 4000
天津工場生産の横形マシニングセンタ
- 11.5 m2の所要床面積で、最大ø 630 × 900 mm、400 kgのワークに対応
- 最高回転速度15,000 min-1、最大トルク232 N・m、または最高回転速度20,000 min-1、最大トルク81 N・mの高性能主軸を搭載
- テーブルにダイレクトドライブ方式モータを搭載:B軸最高回転速度100 min-1
- FEM解析により最適化された機械構造、X軸ガイド面に段差を付けた高剛性ベッド
- 3点支持構造により迅速かつ容易な据付を実現
- 冷却機構の強化とマルチセンサ補正
NHX & NHC - 最大4倍の精度向上
EAMI社はDMG MORIのマシニングセンタを、主に自社製品のハウジングとベアリングブロックの製造に使用されています。DMG MORIの工作機械は、その精度、性能、安定性からEAMI社の加工要件を完璧に満たしています。これらの工作機械によって、形状が複雑で、正確にクランプしないと変形しやすいハウジング部品の同心度、平行度、直角度、平面度、面品位を実現しています。「DMG MORIのマシニングセンタによって、当社の加工品質や繰返し精度が大幅に改善されました。金型の位置公差も、当初の0.04~0.06 mmから0.01~0.02 mmに改善することができました。今では、0.01~0.02 mmの同心度を達成することも可能です。また加工効率が、以前の横形マシニングセンタに比べて大幅に改善しており、生産能力も改善しました」と、Han Wenhao様は話されます。

すべてのハウジングを三次元測定機で計測し、品質を管理。写真の大型ハウジングは、NHX 8000とNHC 8000で製造されています。
自動化によって高効率生産が可能に
「自動化は、少人数で製造効率を上げる重要な方法であり、インテリジェントな製造です」というのがHan Wenhao様の考えです。何よりここ数年で、有能な人材の確保がますます困難になってきました。そこでEAMI社では2021年末に、DMG MORIと協力し、ベアリングブロックとハウジングを加工する2本の生産ラインを全自動化されたのです。
4台の横形マシニングセンタと移動式ロボットを組み合わせた2本の自動化生産ライン
自動化生産ラインは、4台のNHC 4000と1台の移動式ロボットで構成されています。ロボットは、パレットに載せたワークを工作機械に供給し、加工が完了したワークを搬出します。オペレーターは、ワークの加工中に新しいパレットの準備をすることができます。「この2本の自動化生産ラインは、最少人数での長時間製造に適しています」と、Han Wenhao様はこの自動化生産ラインを高く評価されています。ロボットがワークを設置した後、工作機械は自動で加工を開始します。複数台運転も可能で、「夜間の無人生産も行っており、生産能力が拡大しました」と話されます。実際に、以前は2交代で4名の従業員が必要でしたが、現在では1生産ラインにオペレーターは1名で、24時間フル稼働しています。
多品種小ロットの自動連続生産
同社の自動化生産ラインは、多品種少量の小型ワークに対応しています。DMG MORIの自動化システムは、ハードウェアはもちろん、自動化システムを最適化するソフトウェアも活用して、効率的な自動生産を実現しています。
緑の未来に向けたパートナーシップ
幅広い製品ラインアップ、工作機械の品質、テクニカルサポートと頼りになるカスタマーサービスが、EAMI社にとってDMG MORIとの協力関係を選んだ理由ですが、実はもう一つ協力関係を継続する基準があります。それは共通のビジョンです。Han Wenhao様は「伝統的な多国籍企業として、DMG MORIは常に優れた独創力を持っています。同じことがEAMI社にも言えます。DMG MORIとの仕事は、グローバル企業の利点を享受できる好機でもあります。」と強調されます。DMG MORIはグリーン・トランスフォーメーションを推進しており、工作機械業界で持続可能な製品を開発しているパイオニアです。「DMG MORIのように、私達もとりわけサステナビリティの分野でイノベーションと高水準の達成を目指して頑張っていきます」と評価されます。EAMI社では、可変周波数の永久磁石コンプレッサなどサステナブルなコンプレッサを生産されており、Han Wenhao様は「DMG MORIと積極的に対話し、協力関係をさらに深め、未来の環境のために持続可能な開発を共に進めていきたいと考えています」と将来に目を向けられています。
※組織名・肩書は掲載当時のものになります。
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