DMG MORI

アディティブ
マニュファクチャリングについて

アディティブマニュファクチャリング
(AM = Additive Manufacturing)とは?

アディティブマニュファクチャリングとは、素材を積層することで、さまざまな形状を作り出す加工⽅法です。一般的に付加加工や、積層造形、AM、3Dプリンティングなどと呼ばれている技術です。また設備 / 機械のことは3Dプリンタや、積層造形機、AM機と呼ばれています。

金属加工の最先端技術で、循環型社会の実現へ貢献

近年、注目を浴びているアディティブマニュファクチャリング(Additive Manufacturing = AM)とは素材を積層することで、さまざまな形状を作り出す加工⽅法です。 従来の加工方法の制限から解放され、より自由な設計ができるとともに、例えば切削加工では実現が難しい形状でも作ることができます。 また、一から部品を作り上げるだけでなく、修理や補修の用途でも使用することが可能で、廃棄物や消費エネルギーの削減にも貢献しています。

■ 従来工法からアディティブマニュファクチャリングへ転換することの利点

  • ・ 必要な部分のみを造形することで、無駄な切りくずの発生を低減(例:インペラやダイカットロールなど)
  • ・ 部品破損時の修理・補修や、軽微なモデルチェンジがあった場合、既存部品を転用することができるため、部品を寿命限界まで使用可能
  • ・ 一体型部品を造形することで金型レスを実現し、金型生産のプロセスで発生するエネルギーを削減
  • ・ 部品表面に硬度の高い材料をAMでコーティングすることで、
    1. ① 高周波焼入れのコイルが不要になり、コイル製作において発生するエネルギーを削減
    2. ② 浸炭・総焼入れ・窒化などのバッチ処理炉が不要になり、窯全体を温度管理するために発生するエネルギーを削減
    3. ③ メッキ処理が不要になり、メッキ処理後の廃液処理における環境問題の懸念を削減

AM技術は、限りある資源を効率的に利用し、将来にわたって持続して使い続けていく循環型社会の実現へ貢献しています。しかしこのような最新技術を体験できる機会はまだまだ限られており、既存の技術に比べると情報を入手しづらいために、何から手を付ければよいか分からない方も多くいらっしゃいます。

DMG森精機は、初期投資なしでロット数1個からの試作体験ができるAM Lab & Fab 受託加工サービスを提供いたします。工作機械メーカーとして培ってきた切削加工技術を活用し、部品設計から造形後の後加工まですべてのプロセスにおいて、お客様のご要望に適したソリューションをご提案いたします。

SLM方式のAMでできること

  • 軽量化・表面積拡大
  • 中空の加工物
  • ハイブリッド造形
  • テクスチャリング
  • 流量改善
  • 金型の冷却配管
  • 複数個の同時生産
  • カスタマイズ

上記以外にも3Dプリンターの用途は多岐に渡ります。

人の手では難しかった細かな造作や、開発期間の短縮など、様々な用途での利用が可能です。ご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。