自律走行型ロボット
WH-AMR 10の
サウンドデザインと
オリジナル音楽を
稲本響氏が制作

自律走行型ロボットWH-
AMR 10の状況に応じて
サウンドデザインされた4つ
のオリジナル音源を使用し
安全性を高めています。
- 走行中使用曲「遊び心 オーケストラ Ver.」
走行中であることをメロディでお知らせ - 準備中使用曲「遊び心 マリンバ Ver.」
タグの読み取りや搬出中であることをメロディでお知らせ - 充電中使用曲「思いやり ピアノ Ver.」
充電ステーションで正常に充電中であることをお知らせ - アラーム使用曲「警告音」
非常停止時は警告音で周囲にお知らせ


- 稲本響氏 プロフィール
- 稲本 響(ピアニスト・作曲家)
1977年大阪・堺生まれ。3歳でピアノを始め、5歳でステージデビュー。
18歳でドイツへ留学しピアニストの巨匠:アルフレッド・コルトーの奏法を身につけ独自の改良を加える。
本人仕様の特注ピアノ「STEINWAY & SONS (NEW YORK)」を全国の各コンサート会場やレコーディングスタジオに毎回持ち運ぶという世界でも稀なスタイルを持つ。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップメンバーとも共演。
また、映画・ドラマ・舞台・CM等の作曲・音楽監督も務める。主な作品は、映画『長い散歩』『グラスホッパー』、ドラマ「私という運命について」舞台『海の上のピアニスト』『君と見る千の夢』。本人発明のピアノ音色変換装置「ピアノミュート」は特許取得済(特許第4572092号)。DMG MORIとの共同プロジェクトとしてデジタルコンテンツや製品に使用する音響デザインとオリジナル音楽の制作なども行っている。
NHKにおいては「眩(くらら)~北斎の娘~」「平成細雪」「ストレンジャー~上海の芥川龍之介~」「ノースライト」など。
2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」の音楽を担当
オフィシャルWebサイト: https://hibiki.com/
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しかしながら「音」がデザインされた製品はまだまだ数少ないと感じています。サウンドデザインとオリジナル音楽をDMG森精機さんの自社製品のために制作する今回のプロジェクトは、音楽に携わる人間にとっても画期的な試みだと感じています。
心地良さだけでなく、音の印象による操作性と安全性も兼ね備えなければ、オリジナル音源を制作する意味がありません。担当者や開発者の皆さんと打ち合わせを重ねていく上で、一番感じたのは皆さんの情熱、そして温もりです。製品の品質に対する誇りと、その製品を使う方々への思いやりです。そんな思いを音を通して伝え、愛着が湧く1台となる一助となれれば幸いです。
いつか音をデザインすることが当たり前になる時代を目指して、これからも試行錯誤を続けて参ります。