現場発・フリーディスカッション

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現場発・フリーディスカッション03現場発・フリーディスカッション03

主軸ユニット部 お客様に満足していただくために 高品位な主軸ユニットは進化し続ける職場から生まれる 福井 秀仁 出身地:大阪府 入社年:2006年 所属:主軸ユニット組立課MC主軸ユニット係 モットー「自分に厳しく」一瀬 淳哉 出身地:滋賀県 入社年:2003年 所属:主軸ユニット組立課 サービス主軸ユニット係 モットー「継続は力なり」嶝 功 出身地:和歌山県 入社年:2009年 所属:ユニット加工課ターレット・カップリング加工係 モットー「努力」中上 和也 出身地:奈良県 入社年:2008年 所属:主軸ユニット組立課MC主軸ユニット係 モットー「誠心誠意」橋本 正史 出身地:滋賀県 入社年:2007年 所属:主軸機械加工課MC主軸研削工程係 モットー「安全第一」フリーディスカッション04 主軸ユニット部 お客様に満足していただくために高品位な主軸ユニットは進化し続ける職場から生まれる福井 秀仁 出身地:大阪府 入社年:2006年 所属:主軸ユニット組立課MC主軸ユニット係 モットー「自分に厳しく」一瀬 淳哉 出身地:滋賀県 入社年:2003年所属:主軸ユニット組立課 サービス主軸ユニット係 モットー「継続は力なり」嶝 功 出身地:和歌山県 入社年:2009年 所属:ユニット加工課ターレット・カップリング加工係 モットー「努力」中上 和也 出身地:奈良県 入社年:2008年 所属:主軸ユニット組立課MC主軸ユニット係 モットー「誠心誠意」橋本 正史 出身地:滋賀県 入社年:2007年 所属:主軸機械加工課MC主軸研削工程係モットー「安全第一」

DMG森精機の製品に搭載される全ての主軸の加工から組立までを一貫して行う、伊賀事業所主軸ユニット部。各製造部やパーツセンタへ供給する他、劣化した主軸を修理して再販するというお客様サービスも担当している。職場改善にも積極的に取り組み、若手社員による『QC活動※1』では作業工程時間の大幅な短縮に成功しているほか、『整理整頓改善大賞』において常に上位を獲得するなど、今なお数カ月単位で変革を続けている。
お客様の満足を追求する主軸ユニット部から、メンバー5人のディスカッションをお届けする。 ※1 QC活動 : Quality Control(品質管理)に関わる活動のこと。

1,000分の1 ㎜の精度にこだわる
加工と組立の『達人』を目指して

一瀬主軸ユニット部が製造する主軸は、車で言うとエンジンに当たり、工作機械を構成するユニット製品の中でも、特に優れた耐久性と精度が求められています。私は管理業務と出荷業務を担当していて、納期厳守とミスのないよう常に慎重な作業を心掛けていますが、加工や組立現場の皆さんは普段どのようなことに気を配っていますか。

橋本私は、シャフトの研削加工を担当していますが、1℃の室温変化が、直径100㎜の部品の寸法を1μm変化させるわけですから、室温変化に対しての施策が重要と考えます。そこで熱電対という温度センサを使用して加工品の温度を測定し、都度実験式に従い温度補間を行うのですが、微妙な調整はやはり自分なりの経験や勘に頼るところが多く、感性を磨く努力が必要と感じています。


主軸機械加工課MC主軸研削工程係 橋本

室温変化については私も同感です。微妙に変化するので神経を使います。また私は、ギヤの歯研削を担当していますが、歯形精度の良し悪しが騒音発生に繫がるので、組立部署と振動データを共有しながら、最適な歯形精度を維持するための加工方法を模索し続けています。

福井私は加工された主軸にベアリングやハウジングなどの部品を組み付けて、主軸ユニットを完成させています。入社して10年目になりますが、途中段階で軸受けに発生する異音や振動を五感で感じることができるようになりました。ベアリングのボールが動く様子から不具合などを感じ取れるようになったのも、さまざまな経験を重ねてきたからだと思っています。

それは私も実感しています。新人のころは微細な違いに気付くことができませんでしたが、何度も経験を重ねるうちに気付けるようになりましたし、先輩のアドバイスも理解できるようになりました。

中上私は最終検査を担当していますが、その中でもバランス調整では特に奥深さを感じています。測定用センサを使用し、長さを微調整したホロセット(ねじ)を主軸外周に挿入してバランスを調整するのですが、主軸を固定している台が共振したりしてバランスを正しく測定できないこともあり、分析能力の熟練が求められます。経験豊富な先輩方の判断はまさに職人技で、私も追いつけるように毎日勉強しています。

橋本どの課にも『達人』と呼ばれる方がいます。目や耳だけで判断できる高い技術力を持ち、ミスもしません。私たちも、早く『達人』と呼ばれる段階までいかなければと思います。

『QC活動』と『整理整頓改善大賞』の常勝
妥協を許さない精神が生きる

一瀬現在、私が代表を務め、橋本さん・福井さん・嶝さん・中上さんと合わせて5名で、作業工程などの改善を目的とする『QC活動』に取り組んでいます。若手社員の発想を取り入れ、従来の作業方法に対する固定概念を崩してみようと、昨年から開始しました。

福井まず取り組んだのが、焼きばめ※2方法の改善です。従来はベアリングヒーターで軸受けを温めて、主軸に加熱した部品を挿入するのに約6分かかっていましたが、『QC活動』で工夫した結果、1分まで短縮することができました。

さらに相乗効果で、冷却時間も改善されました。

中上軸を200℃まで温める際、ベアリングと同時に周りの部品まで温まってしまい、冷やすのに時間がかかっていました。そこで、内側だけを温めて外側を冷えたままにすれば冷却時間が短くなるのではと工夫したところ、今まで35分の所要時間が3分に減ったのです。


ユニット加工課ターレット・カップリング加工係 嶝

一瀬これは劇的な変化でした。海外のサプライヤーが行っていた仕組みをヒントに、独自のアレンジを加えてより短縮できる方法を生み出したのですが、台数が多いので作業効率が大幅に向上しました。

橋本絶えず進化していこうと、士気も上がりました。全て、妥協を許さない部長の考え方に基づいているのではないでしょうか。

一瀬『QC活動』以外にも、2年前から部員一丸となって変種変量に対応できる作業現場を目指し、作業改善・物流改善に取り組んできました。その原動力になったのが『整理整頓改善大賞』への参加です。経営的成果を得るためには他部署を圧倒する高い目標が必要だと考える部長からは、常に1位を目指せと言われています。そのため私たち部員も、ただ単純な整理整頓だけではなく、実利につながる高いレベルの取り組みを心掛け、よりよい結果につながっていると思っています。

中上工場のショールーム化はその取り組みの一つでした。毎日お客様が見学に来られますが、「きれいな工場ですね」と感心していただけることがうれしいです。

福井まさに大改革でした。実際の工程や手作業で組み立てるところなど、胸を張って作業の全てをお見せできることで、お客様からの信頼もより厚くなったと感じます。

改革に終わりはありません。社員たちの意識も高いですね。

中上今までと同じでは何も変わらないという意識で、私も常にアイデアを考えながら業務に取り組むようになりました。

※2 焼きばめ : 常温で、はまりにくい寸法のはめあいを、外側部品を加熱・膨張させてはめる方法。

進化し続ける作業工程
全てはお客様の満足のために


(左から)
主軸ユニット組立課MC主軸ユニット係 中上/
主軸ユニット組立課MC主軸ユニット係 福井

各職場のシステムも進化し続けています。ユニット加工課は少人数であるため、少しの手間が命取りです。ですから、クレーン作業や搬送作業をなくしたい一心でいろいろな搬送システムを構築しています。

橋本主軸機械加工課では、やはり第一に精度です。全ての加工データの蓄積と分析を目的に、判定結果を関係者にメールで自動通知する機能を備えた品質管理システムを2008年から導入していますが、最近は精度の推移をリアルタイムにグラフ化することにより、不良を未然に防ぐツールとしての役割が大きくなってきました。現状、不良率は0.05%程度まで下がりました。はじめたころは6%でしたから、本当に良くなったと思います。

福井組立時間40%削減を達成させるためのspeedMASTERの組立ラインが完成しました。所要時間470分を280分まで削減することを目標に、軌道に乗せられるよう奮闘しながら、『QC活動』も頑張っていきたいと思います。

中上最終検査では、製品品質を保証するために専用の検査装置を使用して総合的な検査を行います。例えば、主軸が回転する事により発生する異音や発熱データを採取して分析を行い、規定値をクリアしているか判断します。しかし、今は記録を残している段階のため、今後は採取したデータを品質向上のために活用していかねばと思っています。そのためにどうすればよいかを提案していきたいと思います。

一瀬どんなにシステムが進化しても、使うのは私たち自身です。正確に、最大限に活用しながら、精度の追求に妥協を許さず、「最終工程はお客様」という意識を常に持って、高品位の主軸を製造・供給することに、主軸ユニット部は一丸となって努力し続けたいと考えています。

(取材日:2015年10月5日)

ディスカッション終了後、
若手2人に感想を聞いてみました


(左から)
主軸機械加工課MC主軸研削工程係 橋本/
主軸ユニット組立課MC主軸ユニット係 嶝

自分が手掛けたものを主軸ユニット組立課に託すことをさらに意識し、高い精度を守っていかなければと強く思いました。妥協せず後輩たちの模範となれるように成長したいと思います(橋本)

主軸ユニット組立課の皆さんが普段考えていることなどを知ることができて、いい勉強になりました。お客様に満足していただくためには、まず主軸ユニット組立課が組み立てやすいように加工することが大切だと思いました(嶝)

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