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Press Release

2025/11/07

DMG MORI ✕ HAIMER
グローバル戦略的パートナーシップを拡大

 DMG森精機株式会社(以下、当社)は、焼きばめ、プリセッタ、バランシング技術などで世界をリードするHAIMER GmbH社(以下、HAIMER社)とグローバル戦略的パートナーシップを拡大いたします。これにより、最新のHAIMER社のソフトウェアをDMG森精機認定周辺機器(以下、DMQP)として世界中のお客様に提供します。さらに、当社拠点にも次世代の工具管理コンセプトを導入し、生産性向上を実現しました。

 当社とHAIMER社は、約20年間にわたり、両社の技術を組み合わせて世界中のお客様の製造現場をサポートしてまいりました。今回、最新のHAIMER社ソフトウェアをDMQPとしてご提供することで、高度な工程集約とデジタルツイン活用が可能となり、お客様のマシニング・トランスフォーメーション(MX)とデジタル・トランスフォーメーション(DX)を加速します。
 今回の取り組みは、次世代の工具管理コンセプト「Tool Room of the Future」に基づき、Industry 4.0 対応の ツールプリセッティング技術、焼きばめ技術、バランシング技術、そしてデジタルに工具管理を自動化する「WinTool」、「Toolbase」、「Tool Room Manager」等のソフトウェア技術を、当社の伊賀事業所(三重県)やドイツ・フロンテン工場など国内外の拠点 に導入します。また、お客様には当社からDMQPとしてご購入いただけます。
 さらに、伊賀事業所ではHAIMER社の「Automation Cube One」を導入し、当社グループ会社である株式会社マグネスケールの計測技術を活用した完全自動・無人の工具組立セルを構築しました。12軸の協働ロボットが工具の組み立て、焼きばめとプリセットを行うことにより、伊賀事業所の社内加工において生産性が30%向上し、人のスキルに依存しない工具の無人・自動管理を実現しました。
 当社は、HAIMER社製品をDMQPとして国内外のお客様にご提供することで、工具や主軸の寿命を大幅に伸ばし、高精度と生産性を実現します。日本のお客様を含めて、すでに多数の導入実績があり、精度向上や、工具段取り回数の削減といった成果も得られています。今後もより多くのお客様ニーズにお応えできるよう、高機能で信頼性が高く、投資価値のある商品を市場へ投入してまいります。

HAIMER GmbH 会社概要

HAIMER社は、ドイツのバイエルン州イゲンハウゼン市に本社がある家族経営企業で、金型・航空宇宙・医療・エネルギー・工作機械分野のお客様向けに、各種ツールホルダ、超硬切削工具、焼きばめ、バランシング技術、3D測定技術、プリセッタなどの高精度かつ革新的な製品を開発・製造・販売しています。社員数は約800名で、ドイツ国内の2つの工場をはじめ、世界中に販売・サービスセンタ、ショールーム、トレーニングルームを展開し、50名以上の研修生を受け入れるなど、地域社会の持続的発展にも貢献しています。また、HAIMER社はヨーロッパにおけるツールクランプ技術のマーケットリーダーとして、独自の「Quality by HAIMER」基準のもと、1日約4,000本のツールホルダを生産しており、年間売上の8〜10%を研究開発に再投資し、技術的優位性の確保に努めています。今後も、「Quality wins」の理念で改善を追求し続けます。

Robo2Go Openの外観および操作イメージ

HAIMER社 ロゴ

HAIMER社製品「ツールプリセッタ」

HAIMER社製品「焼きばめ装置」

Robo2Go Openの外観および操作イメージ

当社 伊賀事業所に導入したHAIMER社の「Automation Cube One」

Robo2Go Openの外観および操作イメージ

HAIMER製の焼きばめ技術により、生産性が30%以上向上

Robo2Go Openの外観および操作イメージ

Microsetプリセッタ技術で精度向上と校正回数の削減を実現

以上