マテリアリティ

DMG MORIでは、当社グループとして取り組むサステナビリティ経営の姿勢と、重要課題(マテリアリティ)を特定し、公表しました。 今回特定した13のマテリアリティは、当社の経営理念に基づき、「技術革新を通じた社会・環境への貢献」、「経営基盤 の強化」、「豊かな社会の実現」の3つのテーマに大別しています。 また各々の課題については、KPIを設定し、2023年1月からスタートした3ヵ年の新しい経営計画「中期経営計画2025」 として、全社に活動を展開しています。

マテリアリティ特定のプロセス

DMG MORIは、国際的なガイドラインを踏まえて、グローバルな社会課題、考慮すべき社内外の情勢を分析し、重要課 題を検討してきました。マテリアリティの特定プロセスにおいては、社外の投資家からの示唆や経営理念から導かれる当社 の存在意義の議論を重視して、機会とリスクの抽出および整備を行い、検討を重ねました。
マテリアリティは、外部環境の変化に応じて柔軟に見直されるべきものだと考えています。今後も特定したマテリアリティを定 期的に見直し、柔軟な対応を行っていきます。

DMG MORIのマテリアリティ

技術革新を通じた社会・環境への貢献

マテリアリティ 詳細
1

お客様の生産性向上への貢献

  • MXを通じて、一気通貫でお客様の要望に応えるソリューションを提供
  • お客様の生産性及び付加価値を高め、労働環境向上に貢献
2

技術革新によるサステナブルな社会への貢献

  • サプライチェーン全体で環境負荷を低減
  • 環境配慮製品の開発・普及に注力
  • 工作機械の精度向上を通じて持続可能な社会に貢献
3

安全と品質

  • 高精度・高効率・高剛性で、安全で使いやすい製品の追求
  • エンジニアによる高品質なサポートをお客様の近くで提供
  • 周辺機器、デジタル技術等によって長期安定稼働に貢献
4

オープンイノベーション

  • 大学・研究機関・企業などの外部組織との連携・協力
  • Win-Winの関係で互いの価値向上や新しい価値創造を実現
5

人材育成・教育

  • 従業員・お客様・学生・パートナーなど工作機械に関わる人材に対して教育機会を提供
  • 技能五輪国際大会や学術会議への継続的参画により、製造業全体の技術向上に貢献
  • 次世代人材の裾野の拡大に貢献

経営基盤の強化

マテリアリティ 詳細
6

コーポレートガバナンス

  • グローバル企業としての透明性と公正性の向上
  • 迅速な意思決定による企業競争力の強化
  • サクセッション・プランと幹部候補社員の育成
7

輸出管理・情報セキュリティ

  • 軍事転用と不正利用を防ぐために各国の輸出管理規制を厳格に遵守
  • 当社内のネットワークへの攻撃への対策とお客様情報の保護
  • お客様工場で稼働する当社機へのサイバー攻撃への対応の強化
8

コーポレートコミュニケーション

  • 的確な情報発信及び継続的なコミュニケーション
  • 高度・複雑化し、変化し続ける事業への理解の増進
9

需要環境の変化に耐えるレジリエントな組織

  • 高付加価値商品の提供とお客様の業種・地域の多様化により収益を分散・安定化
  • 基幹部品の内製化等によるサプライチェーンマネジメント強化
10

コンプライアンス・知財戦略

  • 高度な技術の流出・悪用のもたらす損失を理解し、諸法令・企業倫理を遵守
  • 当社の商品・技術を保護する知的財産権の積極的取得、他社の知財の尊重

豊かな社会への貢献

マテリアリティ 詳細
11

健康経営・安全衛生

  • 「よく遊び、よく学び、よく働く」を体現できる労働環境の実現
12

ダイバーシティ&インクルージョン

  • 個人の能力を最大限発揮でき、自己実現できる環境を提供
13

地域社会・文化発展

  • 地域社会に根差した責任ある企業市民として、きれいな工場・美しい景観を整備
  • 工学・スポーツ・芸術・文化の一層の発展に貢献